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【読書感想】睡眠障害―眠りのメカニズム

図書館で何気なく借りた睡眠に関する本です。Q&A形式で睡眠に関する疑問や質問に答える形となっています。良いと思う点は複数人の医師が著者なので、情報の信頼性が高い事。やはり実際に治療に携わる人が書いているってのは大きいです。ただ、この本は2000年に書かれているので情報が古いという問題もあります。約20年前ですからね。特に睡眠薬に関しては鵜呑みにしない方がいいでしょう。ベンゾジアゼピン系が絶賛されている時代なので。

医者が書いている本なので最初はそうでもないですが、中盤以降は難しい専門用語がバンバン出てきます。正直、無理に理解する必要はないと思います。また、Q&A形式なので明らかに自分と関係ないと思うquestionについては飛ばしても問題ないと思います。まともに全部読むと時間がかかりますので…。

一通り読んで思いましたが、自分の睡眠に問題あると言う人でも実際に計測してみたら若干寝つきが悪い程度で普通に寝ていたと言うパターンも多いらしいです。寝ている時の状態なんて自分でわからないので思い込みの影響が大きいんでしょうね。

人は加齢で睡眠時間が減ります。昔より眠れなくなるのは当たり前であり、特に10~20代と30代以降では寝れる時間が違います。無理に寝る必要はありません。寝れなくても1日くらいなら気にせず普段通り行動しましょう。その日の夜には寝れます。人は起き続ける事はできませんので。

なお、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸症候群などは治療が必要な病気です。これらに該当する人はきちんと睡眠外来で治療しましょう。睡眠時無呼吸症候群は家族がいないと一人暮らしでは気付けないと思いますが。

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