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種まきが好き!

2023年10月17日
オークランドは日に日に暖かく、気持ちがいい天気になってきました。今日で、9月から取り組んでいた春の種まきがやり直しも含めて、一通り終了しました。

ガーデンセンターで苗や種を購入することはできますが、種類が限られているので、私はもっぱら、オンラインで種を注文しています。日本のキュウリやナス、さらに枝豆などの食用に加えて、今回はハナトラノオやアリウムが新しく入っていたので、注文しました。

春用に10月に買った種。ニュープリマスにある
Egmontという会社のもの。
袋にまき方や育て方が書いてあって便利です
こちらは2月に買った、Kings Seedsの種。
野菜系の種類が特に豊富な気がします。
左上のDaikon Radishはカイワレ大根用の種。
年中、育てているので、安くなっていた時にまとめ買いしました。
EgmontとKings Seedsは、たぶん、日本ではサカタとタキイのような感じ。
どちらの会社も立派なカタログを毎年、無料で送ってくれるので
新しく加わった種をチェックしたり
見逃していたほしい種を見つけたりするのが
無上の楽しみ。
次のカタログが出るまで何回もあきずに眺めています。

種まきの楽しさには、それぞれの種に合わせたまき方の選択があります。種の大きさに合わせてどれぐらい土をかぶせるか、適切な温度は何度か、まとめてまくか、一粒ずつまくか。しばらく冷蔵庫に入れて冷温処理(stratification)する方が発芽率が上がる種もあります。なかなかうまく行かない気難しい種もあれば、ビギナーズラックでうまく行く種もあったりします。

そんな私が考える、種まきのコツは。。。
種まきの土はきっちり平たくして、水で湿らせてから、種をまく。
その上に種ごとに必要な量の土をかけて、そっと手で押さえる(土をまったく掛けない方がいい種もある)。
その後、土が乾いてきたら、種を動かさないように、そっと水を掛ける。または下から吸水させる。
小さな種は特に、種まき用の細かい粒の土を購入して使うようにすると発芽率が上がるように思います。
あと、最も重要な点として、何をまいたか、必ず名札を付けておくこと。忘れるわけがない、と思っても、何をまいたかどうしても思い出せない種が必ず出てきます。イギリスの有名なガーデナー、モンティ・ドンさんも、種まきの後、必ず、名前を書いた札をコンテナに挿しておられます。

発芽温度もかなり重要です。
夏に育てるオクラやトマト、ナスなど、25度以上を好む種には
簡易温室になるようフタをかぶせています。
左右のビニールの袋はシーツが入っていたもので
ファスナーが付いていて、昼は開けて、夜は閉めて、重宝しています。
四角いコンテナはアイスクリームが入っていたプラスチック容器。
いろいろリサイクルで工夫するのも楽しいです。

なんて、いろいろ語っておりますが、風が吹いているのに種まきをして、細かい種を飛ばしてしまったり、無頓着に水やりをして、せっかく発芽した芽が動いて枯れてしまったり、いろいろ失敗を重ねています。

種まきって、1袋がわずか数ドルで、頭を使って工夫して、ずっとわくわくさせてくれて、成功すれば、おいしかったり、色とりどりの花で楽しませてくれて、私にとってはとてもエキサイティングな娯楽です。そして、未来の成功を信じるという、非常に前向きな作業だと思います。


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