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【第40回】筋肉がつきやすい人とつきにくい人

こんにちは!トレーナー黒津です。

今回は筋肉がつきやすい人とつきにくい人の違いは何なのかについて深掘りしていきたいと思います。

日頃筋トレに励んでいる方々で、自分はなんとなく筋肉がつきにくいなぁと感じていたり、人と比べて太りやすいなと感じたり、様々悩みなどあるかと思います。

実は筋トレのやり方や、食事、休養の内容によってその効果の出方には違いがありますが、体の体質によっても違いが出てくると言われています。

体質の違いは、筋肉がつきやすい人をイージーゲイナー、つきにくい人をハードゲイナーといいます。

ここから体質の違いについてご紹介します。体質は3種類あり、漢字で別名もそれぞれにあります。

ではさっそくいきましょう。

筋肉がつきにくく、太りにくい体質は「ハードゲイナー:外肺葉型」、体格が良くて筋肉がつきやすい体質は「イージーゲイナー:中胚葉型」、消化能力が高く太りやすい体質で外肺葉型と比べると簡単に太る体質は「内胚葉型」と言います。

筋肉がつきにくいといってもつかないわけではないので安心してください。


それぞれについて、もう少し深くご紹介していきます。


外肺葉型は背が高く痩せている人が多いのが特徴で、筋肉がつきにくい体質です。皮下脂肪が少なくて太りにくく、消化能力が弱いことが多いです。

外肺葉型の人が効率的に体を大きくするには、タンパク質と炭水化物を積極的に摂ることが重要で、食事はオーバーカロリーの日を様子をみながら作るのがよさそうです。筋トレは徐々に負荷を高めていくといいでしょう。


中胚葉型は筋肉や骨格が発達しているので体格がよく、いわゆる筋肉質な体をしています。筋肉がつきやすい体質で運動能力が高いと言われています。

このタイプの人は筋肉質で、体脂肪率は高くない傾向があります。また、筋肉はつきやすいですが代謝スピードは決して遅くはないので、やはり体脂肪は減少しやすいと言えます。

したがって、現在の筋量を最低でも維持するために、減量期にはタンパク質を多くした食事を心がけるのがよいです。


内胚葉型は消化能力が高く脂肪が付きやすく、脂肪細胞が肥大しやすいです。身体を引き締めるのに炭水化物の摂取を控え、野菜を多く摂取する等の食事の制限が必要です。それに加え筋トレと有酸素運動を組み合わせたりして効率よく脂肪燃焼をはかるのが得策です。


これらの呼び方の由来は、人間の卵子からきていて、卵子は外側と中間と中心の3層に分かれていて、外側を外肺葉、中間を中胚葉、中心を内胚葉というところからきています。卵子が細胞分裂を繰り返していく過程でどの胚葉が優位に働くかで外肺葉型になるか中胚葉型になるか内胚葉型になるか決まってきます。

これらの胚葉は細胞分裂を繰り返しながら各組織を作っています。

発育の過程で、主に外肺葉は神経系、中胚葉は筋肉、骨格、内胚葉は消化管を優位に働かせることにより人間の体質は決まってくると言われています。

かといってはっきりと分類できるものではなく、実際はこれらが混ざり合っているので、どの型が近いのかという分類になってきます。

筋トレや食事で体づくりをしている方は、ぜひ参考にしてみてください。


それではここまでお読みいただきありがとうございました。次回の記事もお楽しみに。






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