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短歌 少女

   マルベリー摘みし少女の指先の
      紅きが透ける薄き玻璃皿

   口々に少女の成長喜べる
      老女らむかし少女でありし

 
 昨年、お祭りのお世話を担当しました。そのお陰で地域の親子さん方と触れ合う機会がありました。その中に たいへん人見知りをする子どもさんがいて、お世話係のお婆さんたち(私も一員)は 気に掛けていました。
 
今日 マルベリー(桑の実)摘みのお誘いがありでかけると、あのお母さんのスカートの陰に隠れていた子とお母さんも来ておられました。
 驚いたのは その成長ぶりです。なんと、積極的にお話しできる少女へと変身していたのです。今春 小学一年生になられたそうです。
 お婆さんたちは話に花がさきました。指先を濃いピンク色に染めて ジャムを煮ました。
気分は スプーンおばさん (昔々のアニメです)

写真は マルベリー(桑の実)
    あまりに素敵で一枝もらい飾りました
    見事な造形、その色彩 
    ブローチにしたいくらい


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