短歌 みどりの指
一日をねぎらう今日の一冊の
少年チトよみどりのゆびの
庭仕事をしている間は、いろんな考えが廻ります。green fingers が 草木を上手に育てる人のことを表すと知った時、なんて素敵な表現だろうと感動しました。緑の指を持つ人。
少年チトは いつも自分に何ができるか考えています。親指でふれたら種は芽をだし、花が咲く不思議な自分のちから。特別なみどりの指を持つ自分。そこで、悲しみの場所を花でいっぱいにするのです。病院や動物園や刑務所。そしてついに戦争を止めてしまいます。
「みどりのゆび」モーリス.ドリュオン
写真は、公園の楠の木にできた疵 目のように見えて ドキリとした処へ、奥から戸を叩く音がします。そこに チト少年がいました。
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