見出し画像

3行日記 #173(黄砂、ちっこいの、ほっそいの)

四月十八日(木)、くもり

朝のニュースで黄砂がすごいと言っている。窓から外を見ると、遠くの景色が見えないほど白く霞んでいる。洗濯物がたまっているが、明日に見送った。

最近、日記をさぼってしまっていたので、習慣を取り戻すために、最近あったことの詰め合わせにしようと思う。

まずはパピロンの話。家で育てている古代エジプトの紙の原料のパピルスのことだ。冬のあいだ、部屋のなかで寒くなりすぎないように注意しながら育て、ぐんぐん成長した。家にやってきたときは腰くらいの高さくらいしかなかったが、今では、私の身長を大きく越えてしまっている。だが、四月に入ったころから元気がなくなってきて、茎は力なくくたっとし、頭のうえのふさふさした部分もしなっとしている。張りがない。それと引き換えに、根本のすぐとなりから、新しい株がにょきにょき伸びている。そちらに養分を吸われているのだろうか。しばらく様子を見守ろう。

次にチャックの話。二カ月ほど前だろうか、北の駅の近くに最近できたペットのグッズのショップに、散歩で立ち寄ったときに、鹿のジャーキーをおやつにもらったのだが、そこでの思い出がよほど強く残っているのか、その後も定期的に、何度もその店の前に足を運ぶようになった。だが、夕方で閉まってしまうので、夜の散歩で立ち寄ってもすでに店は暗くなっている。昨日も懲りずに店の前に行ったのだが、店先の道路におしっこもうんこも、念入りにマーキングしていた。

夜、実家からもらったレトルトのカレーとハヤシライス、トマト、サラダ菜、苺。チャックの散歩、左右左、京阪の踏み切りをまたいで、区役所の角でうんこ。ビニール袋に苦戦している最中に、少し移動してまたきばる。ちっこいの。またすぐ隣できばる。ほっそいの。南へ、公園を抜ける、出口の近くの木が満開だった。商店街からもうひとつ南へ回って、帰宅した。

#3行日記

この記事が参加している募集

3行日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?