私がめんどくさい性格になった理由

今日は私の話をしたいと思います。

と言うのも、昨夜見た夢が中学時代の自分で、いまの中高生にに知って欲しいことをギュッと詰めたような夢でした。

①友達が少なく言葉数が少ない性格

私は小さいころから少し変わった子どもでした。

同世代の子供と遊ぶのが苦手で兄といつも遊んでいました。

ですが、兄が小学校に入ると兄は兄で小学校の中で友達ができます。

そうなると私は一緒に遊ぶ相手がいなくなりました。

そんな感じだから、小学校での友達は片手で数えられる程度でした。

そんな性格は中学校になってからも変わらず、中学校ではバスケット部に所属していたのですが、なかなか自分を表現しようとしなかった為、レギュラーにもなれませんでした。

②細かい所が気になって仕方がない

例えば、色鉛筆を友達に貸した後、戻ってきた色鉛筆を決められた順番で並べなおしていました。

「ちょっと待ってて」と言われると、ちょっとって何分?1分?10分?
「それを取って」と言われると、それってどれ?

など、あいまいな表現をされると自分の思っているちょっとやそれと違ったらどうしようと不安になっていました。

この症状は年を重ねるごとにひどくなり、中学校の時には「言葉ではこう言っているけど本心は。。。。」と言葉の裏側やしぐさに隠された意味を考えるようになります。

そこから想定されるあらゆる状況において対策をしていないと安心できない精神状態になっていました。(毎日が不安で仕方がない)

親や学校の先生に相談しようにも、相談して変に思われたらどうしようと思うと相談できないので、ずっと隠していました。

中学生のある夏休みに起きた事件

ある時、母親にお寺や○○の会みたいなところにいくつか連れていかれ「なんでも話していいから」と知らないおじさんと2人きりになりました。(今思うとカウンセリングのようなものだったと思います)

そこで、最大限の勇気を振り絞って洗いざらい話したのですが、結局回答は得られず、覚えているのはおじさんの自慢話と団体の説明をされていつでも遊びにおいでという一言。

おじさんは満足そうにしていましたが、私の本心は、「おじさんの話にあわせて期限取って疲れた。結局大人って自分の事しか考えてないな。」と思ってました。

それからは「期待すると裏切られる。騙される。」と思って生活をするようになりました。

その事件以降、騙されないように(相手にだます意図はない事は分かっている)するために、相手の言葉の裏にある本心や狙いみたいなものを読み取ることがどんどん上達していきます。

20歳くらいになると同世代からは占い師のように言われたり、見える人みたいなことを言われることもありました。

原因は何だろう?考えてみた。

どうしてこんな「めんどくさい性格」になったのか30歳くらいになっていろいろと調べ始めます。

そこで、脳にはそれぞれ個性があって能力が違う事をしり、その個性が学校教育と合わずに「不登校」や「学級崩壊」などの問題に発展していることを知りました。

私の場合、表向きは大人しくてちょっとやる気のない生徒、成績は中の中。という至って平均的な生徒を演じていたので特に問題はなかったのですが、もっと酷くなるとそういう事になるのかと思いました。

とは言え社会人になってから会社組織というものに馴染めなくて転職を繰り返すことになるのですが。

ここからは私の主張

最近では、不登校や障害を持った子供に対する支援は充実しているように感じます。

放課後デイサービスやフリースクールなどがその一例です。

一方では、才能偏っていて学校に馴染めない子供(ギフテッドと言うそうです)を学校とは違う環境で育てて天才(タレント)をたくさん育てようというような流れもできています。

私からすると、不登校や障害を持っている形は、抱えている問題が分かりやすい為、行政から補助金が出やすかったり寄付を集めやすいので商売になります。商売になればやりたいと思う人も増えて来るでしょう。

反対にギフテッドのような子供は夢があります。
夢があってキラキラしたものは自然と応援したくなりますよね。

しかし、その間の問題点が分かりにくくて才能があるかどうかも分からない層の子供たちはいったい誰が助けてあげられるのでしょうか?

問題点が分かりにくいので、先ずはどこが問題点なのかを見つけていく作業から始めなくてはなりません。

それは例えていうなら、砂浜でコインを探すようなもの。

才能があって輝いていたり、問題がくすぶっていて煙が上がっていれば見つけるのはかんたんですが、埋まって見えなければ砂をすくいあげながら地道に探すしかないのです。

私は、小中高のどこかで、私の話を聞いてちゃんと話をしてくれる大人と出会えていたらもっと違う人生があったと思います。

ですが、出会った大人は適当に話を聞いて一般論を投げかけてくる大人しかいませんでした。

分からないなら、分からないと言ってくれていいから、ちゃんと嚙み合った会話をしたかっただけなんです。

だから、私は本音が出るまで話を聞きます。

みなさんもただ聞いてあげて欲しいのです。

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