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そんなに少ないのか、理工系へ進学する女性は…

最近、気になる記事が多い。今回の内容も理系出身の私としては勿論気になる内容なのでシェアします。日本では特に研究の多様性が必要と感じるので、女性もどんどん理工系へ入って来て欲しいなと思います。

経済協力開発機構(OECD)は16日、2019年に大学などの高等教育機関に入学した学生のうち、STEM(科学・技術・工学・数学)分野に占める女性の割合を加盟国別にまとめて公表した。日本は加盟国中で最低の割合で、女性の理工系人材の育成が遅れている実態が改めて浮き彫りになった。

端的に言うと、色んな分野に色んな人がいるという状況が理想的。

私も理系大学出身なので、私の学部・学科でも同じような状況だったなぁと思います。ただ、となりの薬学部では女性が8割くらいでしたが。

確かに隣の大学の工学部ではほとんど女性が居ないと、居酒屋で話したのも覚えています。

どうして、少ないんだろう?って思いますよね?私も不思議でならないんですよね。

色々な記事を見ると、「女子が理系なんて」という思い込みが強いためという論調が多い気がします。この流れが強く残る日本では、理系の女性がそもそも少ないため、多くの女子にとってのロールモデルが無いというのが問題点として指摘されています。

私の身近な理系女子は私の妻なのですが、彼女も理系で私と同じ博士号持ちなので、子供たちに理系の素養があって、理系進学を目指すとなった場合は強力に後押しできるかなと思っています。

若いうちに理科に触れることは大切だろうと感じています。私の場合は、文系の父が購読していた科学雑誌Newtonがあったから、宇宙や生物に興味を持ち、大学では免疫学を専攻することに繋がっています。


日本の科学技術力低下を止めるためには2つの課題解決が必要であるとの記事をもとに、上記のnoteを2年以上前に書いています。

ここでの2つの課題とは、以下の2点をさしています。
1)優秀な若手が研究者を目指さないという点
2)新分野への挑戦が日本は少ないという点

日本の科学技術力の底上げのためにも、男女問わず多くの人が参加できるようになれば、研究者を目指す人数も増えることになるでしょうし、新分野への挑戦も増えるような良い結果に結びつく可能性が高まると思うんですよね。

研究に進む人の割合が一定数あるならば、結局理系に進む母数を増やすことが、打ち手として良いような気がしています。

その為に私にできることって何か考えてしまいますね…

なのでまずは、私は、自分の娘たちに理系の楽しさを伝えていきたいと思います。


関連記事として、以下の2つを参考までに引用しておきます。

女性研究者は16%の衝撃 OECD最低レベルの現状に沖縄から挑戦する
朝日新聞Globe(2021年4月8日)

日本には世界水準の研究機関や大学があり、技術分野で最先端の研究や開発が進んでいます。
しかし、他の先進諸国に比べて遅れを取っている点があります。それは、科学界への女性の進出を阻む障壁がまだ多く残っていることです。
科学技術分野における女性の割合が小さいことは世界的な課題ですが、日本の状況は特に衝撃的です。2020年に全国で実施された最新の大規模調査(総務省による令和2年科学技術調査研究結果)では、女性研究者数は増えてきてはいるものの、すべての研究者のうち女性が占める割合は16.9%にすぎず、OECD加盟国の中で最低レベルです。

女子の理系学力を「ムダ」にしている日本社会
Newsweek日本版(2021年4月21日)

日本は、リケジョが少ない国であることはすっかり知れ渡っている。理学・工学専攻の大学入学者の女子比率は17%しかない(2017年)。国際的に見て日本の女子生徒の理系学力は高いのに、これはどうしたことか。海外の人にすれば甚だ疑問のようで、OECD(経済協力開発機構)のスキル局長は、理系の成績が優秀な女子が理系を志望しないのは問題と指摘している。


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