開発手法の新しい方向性が工学や医薬などの各方面で出現す
この記事を読まれた方いますかね?私はこれを読んで、年甲斐もなくワクワクしちゃいましたので、シェアしておきます。
「球状歯車」という言葉を目にしたのは、2021年6月だった。ツイッターを何気なく眺めていると、とげのついた玉のような物体がうねうねと動く様子が飛び込んできたのだ。ヒト型ロボットの肩関節を彷彿(ほうふつ)とさせることから、関連投稿が1万リツイートを超えるほどに反響を呼んでいた。
この記事の何が面白いと感じたかというと、記事にもあるようにハードウェアの開発がソフトウェアに近づいているという点です。
昔聞いたことのある、スタンフォード大のラピッド・プロトタイピングを地で行く感じがとても近未来感があって、私はそこにワクワクしたのだと思っています。
違う言葉で言うと、思考が現実世界に形となって表れるまでのタイムラグがかなり短くなっているということだと思います。ナポレオン・ヒルの本の題名そのままの世界がこの世に現れています。
3Dプリンターの登場もかなり大きい。
TwitterやYouTubeでコミュニケーションしながら、新しいアイデア(思考)を3Dプリンターで現実化し、試験し、結果を投稿し、それを元に世界中に散らばる参加者が改良を報告し合う。
めちゃくちゃ素敵な流れ!
多くの人が参加して、コピーしながら新しいものを生み出していくソフトウエアのように軽やかなハードウエア開発の様子は、やはり面白い。このままいけば、アニメで見たようなヒト型ロボットに誰かが到達することも夢ではないかもしれない。
実はこれ、医薬品においても同じような流れがあります。ご存じのように、ファイザー/ビオンテック、モデルナの新型コロナワクチンに使われている新しい技術、mRNA医薬品が彗星のごとく登場!し、常識破りの1年で開発されました。
以下の、mRNA医薬品のサプライチェーンの図解はかなり分かり易いので、ご参考までに載せておきます。
両者に共通して言えるのは、開発スピードのサイクルが非常に速いので、新しい状況への対応力(コロナワクチンで言えば、新しい変異株への対応など)が高いため、市場適応力がすこぶる高いことです。
これからこうした開発形態がマッチする業界には、どんどん浸透すると思うので、とても楽しみです。
この記事を読んでいただいたみなさまへ 本当にありがとうございます! 感想とか教えて貰えると嬉しいです(^-^)