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教育のデジタル化は道半ばだが、確実に進むと思う、トライも買収されたし。

「学びハイブリッド」シリーズが始まったとお伝えした以下のnoteですが、あっという間にシリーズが完結しています。全4回シリーズでした。

従来型指導にデジタル技術を融合させたり、授業で対面とオンラインを組み合わせたりする「学びのハイブリッド化」が動き出した。試行錯誤する教育現場を追った。

第一回と第二回は、上記のnoteで扱いました。コメントも頂き、文房具的な気軽な使用は良いものの、リスクもあることを教師も認識した上で使った方が良いというものでした。


第三回と第四回は、これまで実地での指導が通常であった医学部での実習や国際交流などにおいて新しい方法が試されているだけでなく、コロナ禍のより教育産業の急速なデジタル化も促進されているという話題です。

9月末、順天堂大(東京・文京)の会議室で、付属病院の研修医1年目の小林聡がVR(仮想現実)ゴーグルを身につけ、左右の手を入念にこすった。「本当に現場にいるみたいだ」。目の前に広がるのは新型コロナウイルス病棟。病棟に入る前の手指消毒の正確な手順を学ぶバーチャル実習だ。
「習慣化が目的なら、毎日数問の問題を宿題として送信してみてはどうですか」。愛知県内の公立高校で毎日、リクルートの担当者が学習アプリ「スタディサプリ」の使い方について教師からの相談に応じている。2020年6月、愛知県は県内の公立高校約180校にスタディサプリを導入。リクルートの約20人の担当者が1日3~4校を回り細かなニーズに対応する。

現状としては学校教育においては、デジタルの利用は始まったばかりの様相ではありますが、これからの伸びるだろうとは思うので期待して見ていたいとは思います。ただ、社会的リテラシーが身についていない子供が利用するということについて、今まで以上に敏感になっておくべきとも同時に思っています。


さて、こうしたデジタル技術が教育現場に取り入れられつつあるという特集記事が出たあとに、「家庭教師のトライ」が投資ファンドの買収されるとのニュースがありました。

「家庭教師のトライ」を展開するトライグループ(東京・千代田)を、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズが買収する。買収額1100億円程度という高い評価を受けた背景には、急速に進む教育のデジタル化がある。少子化による競争激化ですでに中小の学習塾では経営破綻が増えている。優勝劣敗が鮮明になり、今回の買収を機に業界再編が一段と加速する可能性もある。

記事の中で興味深いのは、教育業界はデジタル化が遅れ、デジタル化の必要性は認識されていたものの、なかなか進まなかったとことです。

その中でもトライを選んだ投資ファンドはこう考えています。

CVCがトライを高く評価している理由が「EdTech(エドテック)」とも呼ばれる教育のデジタル化だ。トライは業界でも人工知能(AI)などの教育への活用で先んじており、勝ち組になれると判断した。

これは確実に学校教育の現場にも影響を与えるだろう流れだと思うので、こちらもどのようなものなのかについては注視しておこうと思っています。

EdTechを利用する大半は現状子供なのかもしれませんが、大人の学びの世界にも浸透してくるものだと思います。効率良く深い理解が出来るのであれば、受け容れられることになると思います。

ただ、人間による指導というよりきめ細やかな対応というのが不要になった訳ではないので、時代に沿った教師像というものが更新されて欲しいと同時に願っています。

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