【#54】自分の中でのHSPとHSSの割合を考えてみる
1、HSP、HSSについて
HSP(Highly Sensitive Person、高感受性の人)とHSS(High Sensation Seeker、高刺激追求者)は、一見対極にある性質のように思われがちです。
HSPは環境や他人の感情に対して敏感であり、しばしば過剰な刺激を避ける傾向があります。
一方、HSSは新しい経験や強い刺激を求める性質があります。
しかし、これらの特性は必ずしも互いに排他的な関係ではなく、この両者の特性を持ち合わせている、なんてことも珍しくありません。
自分自身の中で、HSPとHSSの割合を考えることは、自己理解を深めるために非常に重要です。
今回の記事は、ありんこさんの著書【HSS型HSPの快適ライフ 我慢と不安にさようなら】の内容を参考に執筆しております。
書籍の内容を踏まえて、
✅HSP、HSSの特性を具体例
✅HSP、HSSのバランスの取り方
ついてお話ししていきます!
2、HSP、HSSの特性 / HSP、HSSのバランスの取り方
まず、自分がHSPかHSSかを判断するためには、それぞれの特性を理解することが重要です。
HSPの特性としては、感覚の鋭敏さ、細かいことに気づく力、他人の感情に強く共感する能力などが挙げられます。
これに対してHSSの特性には、新しい経験に対する好奇心、リスクを取ることへの抵抗感の低さ、退屈に対する耐性の低さなどが含まれます。
自分の中でこれらの特性がどのように現れるかを観察するために、日常の行動や感じ方を振り返ってみてください。
例えば、社交的な場面で新しい人との出会いにワクワクする一方で、その後に疲労感を感じることがある場合、それはHSSとHSPの両方の特性が現れている証拠かもしれません。
また、感情的な映画を観た後に深く感動し、その影響が長時間続くことがある一方で、アクション映画や冒険小説を楽しむことができる場合も、同様にHSPとHSSの両方の側面が存在することを示しています。
他にも例を挙げると、仕事の場面で新しいプロジェクトに対して強い興味を感じるが、同時にそのプレッシャーや人間関係のストレスで疲弊することがある場合、これはHSSの特性とHSPの特性が同時に作用している状況です。
このように、自分の中でのHSPとHSSの割合を考えることは、自己理解を深めるだけでなく、日常生活や人間関係においてどのように自分を調整するかのヒントにもなります。
例えば、HSPの側面が強いと感じる場合は、過剰な刺激を避け、リラックスする時間を増やすことが重要です。一方で、HSSの側面が強い場合は、定期的に新しい挑戦を取り入れたり、変化のある環境を作り出すことが必要です。
また、HSPとHSSのバランスを取ることも大切です。
例えば、新しい経験を求めるHSSの欲求を満たしつつ、その後に十分な休息と静かな時間を確保することで、HSPの特性に対する配慮もできます。
これにより、自己の内的なバランスを保つことができ、ストレスを軽減し、より健全な生活を送りやすくなります。
3、さいごに
自分の中でのHSP:HSSの割合を理解することは、自己理解を深め、自分自身をより効果的にマネジメントするための第一歩です。
自己観察を続け、自分の反応や行動を客観的に捉えることで、HSPとHSSの特性をうまく活用し、バランスの取れた充実した生活を送りやすくなります。
皆さんも、ぜひ実践されてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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