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さあ、寝よう。

新年があけ、ここのところの私はお昼ご飯を食べて食器を洗うと暖かいこたつで暖をとる。そして必ず昼寝をする。

息子はお弁当を持っていって六時間まで過ごすことも増えてきて、おちびさんは午前中で終わりながらも一日二時間を週三回くらいの頻度の登校具合だったが、時折三時間過ごしたり週四回行けたりしている。

おちびさんに食べさせてしまうと私の役割は一旦お休みだ。

宿題もせずポケモンを始めるおちびさんを真横に好きな本を読みながらうとうとしだす。そうして気づいたら三時間くらい寝ている。起きると頭がスッキリして夕飯の支度が億劫で仕方がないということがあまりないまま支度できることを最近わかり、積極的に昼寝をすることにした。

去年からそうだけど、読みたくて本を買っても頭がとっちらかっていてざわざわしていていまいちちゃんと読むことができなくなっていた。読みたくて買うのに読めない。読み出してもすぐに文字を追うことが苦痛になる。読みたいの読めないのは本好きな自分からしたらしんどくて仕方ないことだった。

家中のあちこちに読みかけの本を積んでいる。それはまるで呪いのようにそこにある。「あなた、買ったけどこんなに読んでないものがありますよ、わかってます?」と云わんばかりにそこにある。

私は呪いをよけるため、少しずつ読もうと努力する。しかし頭がついてこない。

そこで昼寝をする儀式に織り込むことにした。うとうとしながら本を読むこと。

今は高山なおみさんや寿木けいさんの本を読むことが多い。飾らなくて日常のなかにポツンとある、今すぐ冷蔵庫を漁れば似たようなものが作れそうな近さが好きだ。

悩んだら寝る。疲れたら寝る。イライラしたら寝る。それに叶うものは今のところない。

頭を強制的にリセットしてくれるような気がするから。

今日も私の頭はうだうだぐちぐち悩む私を寝かせてくれる。たくさん寝て、目が覚めたら美味しいものを食べてのんびりしよう。人生は悩みごとをひきづっていられるほど長くはない。

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