優しい時間が、流れるフェス。 Mt.FUJIMAKI Live Report
Mt.FUJIMAKI
9月29日、山梨県・山中湖交流プラザ きららで開催された音楽フェス Mt.FUJIMAKIに参戦しました。
レミオロメンとして活動されていた藤巻亮太さんが地元山梨で何かできればと立ち上げられて、今年が2年目。
正直なところ、レミオロメン自体は学生時代に流行っていたけど粉雪と3月9日…あとCMでかかってた曲くらいしか知らない…と多少の不安は感じていたけれど、その全てが吹っ飛ぶくらいには素敵なフェスだったので簡単にレポートさせていただきます。
出演アーティストが、世代に刺さりまくる
僕自身は今年28歳。レミオロメンを聞いていたのは中学生くらいの頃になりますね。
今回出演されたアーティストは、こちら。(タイムテーブル順)
曽我部恵一
teto
ORANGE RANGE
大塚愛
岸田繁(くるり)
トータス松本
藤巻亮太
こんなの20代後半から30代後半あたりの世代には刺さりまくりなのでは…。というのが第一印象で実際刺さりまくっている人たちがたくさんいた。
実際に年齢層の平均は30代〜40代くらいのイメージでした。
音楽の細かいことはきちんとしたメディアのライブレポートがやってくれるだろうから割愛しつつも。
最初の曽我部さんは優しくも力強い歌声が伸びやかに突き抜けてくのが気持ち良かった。
tetoのみなさんは…すまん。飲食ブースに行ってて実際には見てないけど想像と違って骨太ロックな歌声がこちらまで届いてました。
ORANGE RANGEは出演者の中で一番聞いてたアーティストだったから楽しみだったけど、1曲目の上海ハニーでもう一気に空気がフェスらしくなった。あと、新曲なのにコールアンドレスポンスしたり、タオル振り回させるようにMCしたりで……もうさすがの盛り上げ上手…!
大塚愛さんは、びっくりするくらい可愛かったです←あと歌、うますぎる。女性アーティストって高音出なくなる人多い中で、むしろ上手くなってる印象。昔はかわいい!って感じの曲が多かった印象だったけど、しっとり全員が聞き入ってたなぁ。
岸田さんは、京都から当日駆けつけてリハの時間が取れなかったということで、アコギ一本で弾き語り…ってそっちの方が贅沢では…!少し日の傾き始める中、しんみりと優しい時間が流れた。
トータス松本さん…真っ白のスーツで登場…!いや、かっこよすぎてびびる。ガッツだぜ!!から始まりテンション最高潮。最後はバンザイ。君を好きでよかった!
トリはもちろん藤巻さん。正直あまり歌の上手なイメージはなかった(ラジオやテレビは緊張して上手く歌えないそうですね)。けど、ライブだとめちゃくちゃうまい!会場も当然今日一番の盛り上がりで応えて無事終演。
割愛どころかめっちゃ書いてしまった。このフェスの伝えたいところはここからです…。
優しい時間が流れるフェス
一番印象的だったのが、会場で感じた空気。
常に優しい空気感というか、素朴さを感じたことでした。
オーガナイザーである『藤巻亮太』という人、そのファンが作り出す空気感が、どこか優しく伝わってくる。
会場は前側がスタンディング、後ろ側はシートなどを広げてゆっくり観れる構成。
最初は後ろでシートを広げて見てたのだけど、前側のスタンディングエリアの後ろの芝生で小さいこどもたちがシャボン玉を吹いたり、はしゃいで走っている子もいました。
普通なら怒られるのかもしれないけれど、ほどよい規模感だからか、わりとみんな自由に楽しんでいる。
小さな子供から、けっこうご高齢なおじいさんおばあさんまで、素直に自由に楽しんでいるし、それを許してくれる空気があった。
おそらく背後に富士山が見えるステージだったり、底抜けに鮮やかだった青空というロケーションも手伝っていたと思う。
大塚愛さんだったかな?MCで「富士山を前にするとちっぽけな自分を感じて頑張らなきゃなぁって思える」と。
澄んだ青空の下、富士山のふもとで、素敵な音楽と触れあってれば、細かいことはどうでもよくなるもんだなと個人的には思えるのでした。
あとご当地のビールが美味しすぎて無限に飲めるかと思った。
変わらない場所であってほしい
今回2回目となったMt.FUJIMAKI。
藤巻さんの強い想いもあり、これからも続いていくのでしょう。
フードスペースとの行き来や、スケジュール・交通機関との連携など課題がないわけではないと感じました。
それでも、この素敵で優しい空間は、富士山がいつもそこにあるように、ずっと続いていってほしいな、と感じるフェスでした。
来年も!行きたいなと想いを強めつつ、レポートの〆といたします。
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