見出し画像

エルダー,ラベンダー,モナルダ,バジル 魔女暮らし日記8.22.2021

満月の日は忙しい。早起きをして満月の朝の祈りをし、畑で収穫作業。夏の暑さと雨によってぐんと成長したハーブたち。

魔女畑では無農薬・月の暦農法でハーブや野菜を育てている。
作物は自分たちが食べたり、マジカルな道具に加工して販売している。

今日いち驚いたのは、入り口すぐにあるエルダーの木が本気出してた。

画像6

ん?!
どうしてこうなった?
いつのまに?

手前の緑の葉。幹や枝が見えないが、これはエルダーの木。
かれこれ3年ほど鉢植えで頑張って育てている。

石の上にもなんとやらで、やっと本気を出したのだろうか、
前に見た時よりも明らかに二回り…いや、三回りくらいは大きくなっている。
まさに急成長。

なぜだろう、と考えて心当たりがひとつ。
畑のハーブの水やり係は旦那の担当なのだが、実は7月中は彼は出張でいなかった。
そのあいだ、わたしが水やりを代わっていたのだが、土の乾き具合やハーブの元気さから、そんなに水やりをしていない。
1週間に1度しか水やりしていないかも。
ほとんど地植えだったし、鉢植えは木(エルダーとハニーサックル)と雑草(ヤロウw)だったので、問題ないだろうと判断。

ところが、旦那が帰ってきたことで、彼は毎朝水やりをして1か月。

エルダー氏「久方ぶりの水じゃあ。恵みのおお、水じゃあああ」

エルダーちゃん「わ~っ、おみず!いっぱい飲んじゃうぞ~っ」

ぴえんエルダー「おみじゅ~ちゅき~」

蜜猫「…こういうことが起きたんじゃないかって。エルダー界で。」

旦那「まじか。わし毎日水やらんほうがええの?」

蜜猫「いやむしろ、スパルタのあとのアメ係がいないと…」

ここぞとばかりにニームケーキを撒いたので、まだまだ成長することでしょう。
さすがに伸び放題の枝を剪定した。
まだ花を咲かせたことがないので、今後が楽しみ。

画像1

さて、ラベンダーのラバンジンが終わり、コモンラベンダーたくさん咲いていた。
先週の雨で気温が下がったからだろうか?
こっちも「お水ヒャッホイ」しているのだろうか?
開花時期がズレている気がするが、綺麗だからオーケー。

他にも、オレガノやタイムなど、夏でも関係なくもしゃもしゃ生えてくる子たちを収穫。強剪定までいかなくとも、割とスッキリ切り込んであげることで、蒸れや害虫防除になる。チョキチョキ。

画像2

前回、モナルダにはあおむし君がいてむしゃむしゃ食べられていたが。

今日も何匹か見つけて、外へ放してきましたとさ。
同じようにセージやバジルにもあおむし君がたくさんいて。
まあバジルには毎度つくけど、セージについたのは初めて。
だからもしかして、今年はあおむし君が大量発生してるのだろうか?

ここの畑だけじゃなくて、庭のモナルダやルーやジギタリスもむしゃむしゃされているし。
去年はアブラムシ、その前はナメクジが多かった記憶が。
虫の世界もその年で流行が違うらしい。

でもあおむし君はまだマシというか。
見つけやすいし、(ナメクジよりは)キモくない。
いきなり個性的なカラーのあおむし君が登場するとビビるけど、緑色のニャッキタイプは見慣れてしまって、セージの葉を食べるところを観察するくらいには愛着を持った。

「はらぺこあおむし」の絵本がだいすきだった子供のころ、あんなに読んでいたのにどうして大人になると虫が嫌いになるんだろうね?
思春期のせいかな?

わたしは大人になってから仮面ライダーが好きになったので、虫はだいじょうぶになったが…

画像3

セージのなかにあおむし君がたくさんいたので、茂みをかき分けるのに夢中になっていると、ここにもカマキリ君。

蜜猫「わ!びっくりした!」

カマキリ君「わ!大きい声出すなよ!ビビるだろ!」

わたしがびっくりして大声をだしてしまうと、カマキリ君もビクゥってなる。
だから相手も同じこと考えてて、人間にビビってると思うんだ。

蜜猫「カマキリ君、ごめん、びっくりさせて。ここにキミの餌がたくさんあるよ〜」

カマキリ君「ファイ」

だから虫を見つけるととりあえず声がけをしてみる。
挨拶ってだいじですし。

そういえば似たようなことがあったな。
庭に大きな蜘蛛がきて、ハナミズキの木の下に巣を張った。
そこから薔薇の支柱まで糸を伸ばしていたのだが、そこは通り道なのでわたしは困った。
よく見ると糸の先に餌(ゲジゲジのようなもの)もついているし。

蜜猫「蜘蛛くん。そこは通り道なのでできればここに糸をはらないでほしいな〜。ごめんね、通らせてね。」

蜘蛛くん「ガッテン承知」

なぜ蜘蛛くんが江戸っ子なのかはわからないが、それ以降は通路にはみ出ることはなくなった。
ありがたい。
餌、申し訳ない。
そこにいるハマキムシをぜんぶ食べていいよ。

つまり、仲間だと思えば悪さなしで付き合えるやつは多い気がする。
魔女の眷属で猫や梟や鴉などは有名だが、蜘蛛だってカマキリだって協力してくれる。
こちらが忌避しなければ。

画像4

董立ちをしてもあっという間にバジルの花が咲き、葉はもう固くなったので料理には不向きかも。
そこで魔女は、あおむし君に食べられていない綺麗なバジルを集めて、富や愛の魔法のために活用するのだ。
また董立ちをして、一年草の最後の最後まで収穫を行う。

ローズゼラニウムも一ヶ月で茂みになる。
こちらは香りがいいのか、虫もつかない。
脇芽がどんどん出てくるので、大きくなったものは根本からばつばつ切っていく。

ヤロウの花が、黄色、ピンクと咲いていた。
ヤロウも愛の魔法に使うのだが、花は可愛いのでよく調合に利用する。
小さい花の集合体なので、マジカルパウダーにするのにちょうどいい。

画像5

朝から午前中、旦那とふたりがかりで収穫。
このあと茎を切り、葉を水洗いして干す。
ローズゼラニウムはある実験のため生の葉をこのまま活用する。
その話はまた今度。

今宵も善い夢を。



サポートして頂けたら、魔術研究の支援に使わせて頂きます。皆様により良い情報とデータを開示することで生き生きとした魔女活・魔術ライフになるよう願っています。