見出し画像

風化と生産,魔女の生き方,ほうれん草キッシュ 魔女暮らし日記 10.11.2021

週末は晴れの日が続いたので、人出が多い気がした。
コロナも落ち着いたから、という心理なのかもしれない。

わたしはと言えば、黒猫魔術店はまだ店舗はclosed。
マンデン占星術では来年以降に期待が持たれるが、果たして以前のように営業できるかは未知数だ。
元通り、というわけにいかないのは、時間と風化のせい。

風化は趣がある。朽ちた建物や植物に永遠の美を感じる。
退廃は美しいが、自ら進んで朽ちにいくのは美しくない。
それは時間をかけて作り上げられる美であるから。

そう思うと、こうした美学の在り方は生き方に深く関わってくる気がする。
都心部で地震が起きた時に、「これは〇〇の祟り」「陰謀の代償」「5G」と叫ぶ人たちは、「他人に害をなす言ってはいけないこと」を言っているのでまったく美しくない。
(この週末にわたしはスマホを買い換えたので、ついに5Gになった)

わたしが実際にみたり、聞こえたり、体験したことを、「こういうことがあってさ、なんだかよくわからないけど不思議だね〜」というオチのない話をするのはいいが、他人の自由を制限したり、考える力を失わせたりするのは、わたしの倫理主義からも外れるし、魔女の教え「他人に害をなしてはならない」に反している。

カバラ風に言うと、「これが美徳でこれが悪徳」と考えることができないのがそもそも美しくない。
しかし考えることができないのは、自分の主義主張を自分で理解していなくて、それに伴う行動の判断ができないせいなのかもしれない。

黒猫魔術店は県外からのお客さんが大半で、店内狭く換気が行き届かない。お金のためならそれでも営業をするかもしれないが、わたしが判断基準にしているのは、倫理と魔女の教えなので、「自分も他人も害があるかもしれないからやらない」と判断した。通販があるので問題ない。
仮に廃業したら、それはそれで楽しそうだとも思う。また新たなことを始められるのはワクワクする。

そんなわけで、わたしは最初から特別な何かは持っていない。
でも少しだけ我が強くて、人よりも知識と経験を持っていて、美学にこだわりがあって、そのように生きている。
また、今の仕事と関係ないことをやっているように見えて、あとでから関係すること(つまり未来)も知っている。
知っているから将来の不安もない。ただ未来のあの姿に向かって今を修行している、そんな感覚。

魔女の生き方とは、そういうものだ。
一言で言い表すのは難しい。

1)自分が特別だと思っていないし、特別なことをしている自覚もない。特別なことをすることが社会貢献や達成に直結しない。

2)他人からの評価を気にしない。その枠外で生活をしていて、相対的価値観ではなく、絶対的価値観(信念)で判断する。

3)絶対的価値に重きを置くので、成したことを全て自己責任で考える。意見やアドバイスなど聞きはするが、最終的に自分で調べ、考え、結論づける。

4)視野と視点を広く持つことをする。海外に目を向けたり、逆に自分よりも小さいものを育て世界を知る。自分の視点だけでなく、自分が世界の一部だという認識を持つ。

5)知識と経験を同時進行で研鑽する。偏ってはだめで、同じ部分だけ鍛えてもだめ。筋トレと同じ。

6)自分でスケジュールをたてることができる生活をする。誰か任せ・他の要因(例:電車の時間など)でスケジュールが崩れることがないように、自分の時間は宝石であるという自覚を持つ。

7)時間の流れ、季節の恵み、魂や先祖のルーツに感謝をし、常に感じて生活する。これは存在意義にも通ずる。

1)~3)がいちばんだいじ。基本。

さて、エルダーの挿し木がどうなったか、毎日観察しているのだが、今日は異変が。
葉が食べられている。これは…

画像1

おお、あおむし君。おまえどこから来た。しかも大きい。
この葉っぱは食べられると困るので、駆除する。

挿し木にはまだ根が生えていないようだ。
ガジュマルのときはとても早く発根したのだが、さすがにまだか。
まだ葉も緑だし、もう少し様子を見てもいいかも。

画像2

今の庭のようす。
新しいハーブ苗をたくさん植えたので賑やか。
タンジーのアブラムシ被害も落ち着いた様子。
コンフリーやバレリアンの鉢が窮屈そうなので植え替えしてあげたい。

最近思うのは、植え替えはもう季節関係なくやってもいいのでは?と思っている。温度管理さえちゃんとできれば。
だって明らかに窮屈そうなのに次の季節まで待って、それでダメになったりする。(その気配があるのがうちのハイビスカス。早いけど植え替えたい)

画像3

今のところ全て鉢植えなのは、庭を整備しているため。
木を切って、レンガをしいて、階段も作ろうかと思っている。
そのあとで宿根草ハーブをメインに地植えしたい。宿根草なら雪国でも大丈夫だもんね!

観葉植物やレモングラス、ハイビスカスなどは冬越ししないといけないので、カバー付きの温室を用意している。
家の中に入れて、って言うが家の中の廊下でも氷点下なるときあるし、部屋の中はファンヒーターを付けたり消したりして昼夜の温度差が激しい。
もはや家の中に安全地帯はない。

ワンチャン鉢ごと段ボールの中に入れて、ビニールを被せればいけないこともないと思うけど。
温室に入らない大きいものはそうしようと思う。

あと日照がどうしようもできない日本海側。まじで冬は暗い。
いつぞやAmazonで見た、植物用のライトを買わなきゃかもしれない。

メイボン(秋分)〜サウィン(一年の終わり)にかけては、このようにリアル冬越しの準備で頭がいっぱいになる。
前回、植物のように暮らしたいと吉良吉影みたいなことを言ったが、まじで植物の冬越しは死活問題なのだなと実感する。

人間は冬でも、防寒も食糧も心配ないが。
動植物の気持ちになると、ほんと大変なのだな。
犬や猫はまだ歩いて布団にくるまりに行けるけど。
植物はできないもんなあ。

そうだ、そろそろ野鳥の冬越しのために餌台を用意しないと。

魔女の台所では、今季初どれのほうれん草のキッシュを。
畑のほうれん草は味が濃くて甘くて、ちょっと渋みもあり、美味しい。
うちではほうれん草の胡麻和えが定番だが、スーパーで買ったほうれん草だと胡麻の味しかしなくて、いまいちなのだ。

これはキッシュの中にほうれん草、ひき肉、玉ねぎが入っているので味が複雑なのだが、ちゃんとほうれん草の甘味がある。
ついでにほうれん草は豚肉の油と相性よすぎてうまうま。ベーコンでも美味しいよね。
イギリスで定番のミートパイはひき肉しか入っていないけど、わたしはそこにほうれん草も入れて!っていつも思ってしまう。

キッシュなら他にもいろんな具を楽しめるので、ピザに次いで野菜をもりもり食べられるのがいい。
これ、ブリゼ生地にバターを使っていない、ヘルシーな生地。ざっくざくで美味しいし、油っぽくないから何個もいけちゃう。

アパレイユにも牛乳や生クリームを使わず、豆乳で作っている。
お菓子はバターや生クリームないと美味しくないけど、こうして削減できるところは減らしている。罪滅ぼし…

画像4

まあ、ほら、お菓子はそう何個も食べることないじゃない?
一日ワンピースでしょ、お茶の時間に。
(そう言い聞かせる)

でもおかずは食べちゃうから、罪悪感ゼロでいきたい!
そんで次々と畑の収穫をしているので、おかずやお菓子ネタが溜まってきたので、今後そういうのばかりの日記になりそう。

今日も善い一日を!


くら寿司で仮面ライダーキャンペーンをやっていたので、気を付けながら食べに行ってきた。
マグネットはフォーゼが来た。
うちの冷蔵庫は宇宙になった。

そのとき、かっぱ巻きを食べていたら「ガリっ」と嫌な音が口腔内から。
吐き出してみると、歯が欠けたようで舌に当たって痛い。これから歯医者だ。

旦那「かっぱ巻きで歯が欠けるってどういうこと?」

娘「わたしのかっぱ巻きを食べるからだよ!」

母「かっぱ巻きで歯が欠けたなんて聞いたことないわ~!」

などと絶賛笑われているのだが、わたしは以前にも常温のチョコレートで歯が欠けているので、むしろ「カルシム不足?」などと心配になってくる。
確かに、固さなど関係なく、噛むと歯茎に違和感があるような気がしなくもない。年齢とかもあるの?

とにかくミロを飲もうと思った蜜猫である。

サポートして頂けたら、魔術研究の支援に使わせて頂きます。皆様により良い情報とデータを開示することで生き生きとした魔女活・魔術ライフになるよう願っています。