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別に好きじゃないけどないとストレスになるので自由な生活を死守したい

先日の定期検査でついに見つかった脂肪たっぷりの肝臓。

生活習慣を思い返してみても、酒は飲まないし煙草もやめた。
食も多い方ではない。いったい何が原因かと考えると、残されたものは運動不足しかなかった。

わたしは運動が大嫌いで、極力穴倉から出たくない。
そのため生活圏1メートル以内の手の届く範囲に魔術道具や本が山積みになっている。ベッド周りは地震が来たら大惨事だろう。

この運動嫌いは幼少期のトラウマも抱え込んでいる。
例えば、鉄棒でぐるぐる回るのが好きだった幼稚園生の頃に回り過ぎて鉄棒から落ち、口の中を砂利まみれにしたこととか。
どこまでも走るのが好きなのに、グラウンドとか同じ景色を走らされることに違和感を感じるとか。
体育のサッカーの授業で、一生懸命やっているのにも関わらず不真面目だと注意され、チームメイトに謝罪させられるとか。

鉄棒でぐるぐる回ったり、走りながらニヤニヤ笑顔になることはいけないことだろうか。わたしはすごく楽しいのにそれを表現してダメだということなら、別にやらなくてもいいや~と考え、そのうち運動は嫌いになった。

そんなわたしでも、ダンスは好きだった。
社交ダンスは曲がかかればどのダンスでも合わせて踊ることができる程度までやった。
ウィンナーワルツはグラウンドを走るのと同じで気持ちよかったけど、気持ちいいと思う時に曲が終わる。
パソドブレは、この牛わたしが操るんだ!とリードしたらダメって言われる(そりゃそうだ)。
つまりすごく楽しかったけど、自由に表現することはダメで、同じステップばかりで飽きてしまったのだ。

それ以外のダンスも、サルサとか、ベリーとか、よさこいもやったけど、自由じゃないとつまんない。
もう自由じゃないと生きられないんだな、と思ったと同時に、運動はひとりではできないから誰かに合わせることが必要だと悟った。ますます嫌いになった。

ところが今回のフォアグラ。
たかがフォアグラはわたしの生活に支障をきたす。

まず酒が飲めない。これどうなのか。
酒を飲まなくても生きることはできる。しかし「飲めませんよ」と言われると気になってくる。

例えばわたしは、ワインと日本酒、ラム、ブランデーを嗜むのだが、毎日必要としないし、はっきり言って全盛期よりもだいぶ弱くなった。
今では月に1度も飲まないことなんて多い。つまり酒を飲みたいわけではない。
でもこのままフォアグラのせいで飲めなくなっていいのだろうか。

ワインもラムもブランデーも、魔女がよく使う調合品だ。
私にはよく似合っている酒オブザ酒である。
アルコールを飛ばしたワインはハーブ酒になるし、ラブポーション系お菓子作りに欠かせないラム&ブランデーは最強である。
なぜウイスキーボンボンがあって、ラムボンボンはないのか問い詰めたいくらい、超絶至極なラブポーションになるのだ。

日本酒にも触れておこう、わたしはふだんの料理では調理酒を使わない。日本各地の一宮旅で買った酒蔵の酒が沢山ある。下戸なので料理に使ってしまうのだ。もったいない、と思うかもしれないが、食が細いわたしの1日1食の贅沢なのである。
ローストポークなどをこれで調理すると格別なのよね。もちろん日本酒をお菓子の中に入れることだってある。

もちろん酒入りじゃなくてもラブポーションはできるし、わたしの場合、ラブポーションを使う相手もおらず、結局誰かを実験台にして試してもらうので自分で食さないわけだが、自分が酒を食べないとなると、なんとなく損した気分になる。夢が壊されたような感覚。

こうなってくるとわたしの煌めく生活を死守するために、トラウマであろうが逃げだろうが関係なく、運動をやってやると思えるものだ。
わたしはいつでも、ワインも日本酒も、ラムもブランデーも似合う魔女でいたいのだ。そのために運動をしなければならないなら、全然やる。
昨日嫌いと言ったことも、次の日に好きと言える、それがわたしだ。でもそれは確固たる「なりたい自分」があるからだ。

皆さんは何になりたいのか?

何のために生きているのか?

これを考えてみてほしい。

わたしは酒が好きなわけではない。
でも酒がないライフスタイルは、わたしのやりたいことができないので、ストレスである。酒はわたしをやる気にさせて、輝かせてくれる要素がある。とはいえ、酒を飲むわけではない。酒が自由に扱える、それが良いのだ。

普通に生きていれば必須ではないが、自分を輝かせてくれるもの、わたしはそれが重要に思う。それは人によっては、お洋服だったり、車だったり、友達だったり、仕事だったりするかもしれない。わたしは、魔女の宅急便のキキのお母さんみたいな生活をしたいので、この理想に伴うものは最重要視する。

そのライフスタイルに自分が慣れ親しむことで、いつの間にかそれは手に入る。そんなものだ。だからそこからかけ離れた生活は、わたしは想像できない。もし目の前にイケメンが現れても、わたしの理想とかけ離れた生活だったら一緒にいれないと思う。

ところでこの肝臓め、運動を始めたら体の調子がめちゃくちゃ良いではないか。良すぎて困るくらいだ。理想の筋肉を目指してしまうではないか。
しかも姿勢がよくなって肩こりはなくなるし、瞑想もお祈りもうまくスイッチできるし、頭痛も腹痛も改善されたではないか。
今じゃ毎日、これをやっている。

ひとりでプロテイン飲みながら頑張っているわけですが、1カ月くらい経ちました。まだ飽きてません。
社交ダンスの方が面白いと思うけど、相手に合わせる労力の分、ひとりは楽かな。社交ダンスがひとりでできる競技だったらいいのにな~

そういえば、最近はゲーム筋トレに飽きてきたので、年始早々これを踊った。

練習用左右反転なので、別の意味でも疲れたい人におすすめ。

と、今年はnoteではこんなぶっちゃけた話も綴っていきたいと思う。魔術だけでなく、ゲームや趣味嗜好の話もあると思いますが、皆さんにとっても何かメリットのある話でまとめたいと考えていますので、どうぞお付き合いくださいね。

魔女を仕事としています。


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