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洋梨タルト,失敗ケーキをクッキーに 魔女暮らし日記 9.7.2021

季節の変わり目で入眠しづらい日が続いている。
いや直接的には、肌寒くなってお腹を壊した日があったのだ。
朝方まで腹痛に苦しんだ日から、入眠のリズムが狂ったのだ。

リズムが狂うと中々眠れないという人は多いと思う。
こんなとき、わたしの場合はどんなに寝足りなくても朝日で起きるようにしている。(いざとなればラベンダーティンクチャーで眠れるのだけど)
瞼が降りてもとりあえず身体を起こして、朝日を浴びながら太陽礼拝をする。そうすると全身の血行が良くなり交感神経に切り替わる…気がする。

庭へ出て水やりしていれば頭も冴えてくる。
今日はレモンバームとバレリアンを強剪定しつつ、エキナセアをいつ植え替えしようかと考えていた。それからニラの花を摘んで。

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うん、やっぱり香りもニラだ。どうあがいてもニラ。
家族に聞いたがここにニラを植えてはいないらしいので、どうにかして自生してきたのだろう。
山の土手にたくさん生えているのを摘んできたときに誤って落っこちたのかしら?

もう花が咲いているので茎は硬くて食べられない。
でも花が可愛いので花瓶に生けた。以前までは大きな花しか名前を知らなかったが、このような小さな花が最近のお気に入り。

草花や樹々を見つけて「あれは○○というんだよ」と名前を知っている人になりたい。名前だけではなく、それを理解しているという意味で知っていたい。それは趣きがある気がする。

わたしは、少しずつ綺麗にするとか、作っていくことが多い。
少しずつ、ちょっとずつ。一気にやろうとしないこと。を心掛けている。畑や庭しごとも毎日やるが、ちょっとずつ短時間。

言い換えれば仕事の合間の休憩のような感覚でそれをやる。時間にしても10〜15分くらいだ。それで色々なことをやっている。
こうした作業をするのは午前中だけと決めていて、午後からはちゃんと仕事をする。そうしないとわたしの性格上、完璧にできるまで没頭するので収拾がつかないのだ。

たとえば料理。

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眠りの小五郎ケーキのレシピを考えるためにずっと作り続けているため、材料を混ぜてオーブンに入れるまで30分あればできるようになったのが成長か。
焼成は60分。焼き上がると仕上げに15分くらい。
失敗すると写真のように切ってクッキーに加工するのに15分くらい。

これを一気にやろうとすると、気合を入れて半日用意してやらなければならないが、わたしにはそんなスケジュール管理ができない。半日もとれないよ。

なので朝起きてすぐ材料を混ぜてオーブンへ入れる。
焼いている間にコーヒーを飲みつつ、ハーブに水やりなどをする。
収穫したものを洗ったり干したりしている間に60分過ぎる。
焼成の確認して処理する。そんなかんじ。

お肉の下処理なども同じだ。キッチンペーパーで包むところで一区切り。
ものによってはそれで1日置く。

お菓子の場合もそうだ。パイやタルトなんかは、まず生地を作る。
パイ生地は作るのが好きじゃないので冷凍を買うが、タルト生地は手作りするほうが早いし美味しい。
ブリゼ生地かシュクレ生地か。甘さも調節できる。
だいたい30分。これで1回の作業工程は終わり。

翌日、フィリングやクリームを作る。これも30分あればいい。終わり。

そしてまた翌日、成形して焼成する。これは60分。
そのあとあら熱を冷ますあいだにひと仕事をして、仕上げのナパージュをすること10分。

そうしてできあがったのがこちら。

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タルト・オ・ポワール。洋梨のタルト。
(魔女畑で洋梨を販売しているので、これは何度も作っているレシピ。タルトも綺麗に仕上がって満足。味も甘すぎず美味しかったー。)

しかしこれを一気にやろうとすると大変だ。
時間もかかるしストレスもかかりそう。
いわゆる分業というやつに慣れると、ストレスもなくてどんどんできる(脳が騙されている?)。

ひとつのことに1日を使うよりは、たくさんのことで1日を埋めたいなと思ってしまう。欲張りな子。
それで「あ~今日も疲れたなあ。すやぴー」と入眠したいのだ。できれば旦那のように5秒で寝たい。

ちなみにタルトのシュクレ生地は、一度にたくさん作って180gずつ冷凍しておくのがいい。タルト台18cmにちょうどいい180g。
冷凍庫にもう1回分あったので、今度は生いちじくのタルトにしようっと。

今日も善い一日を。


一時期、タルト作りを研究しており、18cmタルトに記事180g(本などのレシピよりも多い)を3mmの厚さで伸ばすと失敗しにくいとわかった。
もちろん底が外れるタルト型じゃないとあかん。

25cmまで伸ばして、波のところに生地を押し付けるが、はみ出た生地は切って、底と縁の接点(角)に付け足していく。
そこが厚くなれば、少しずつ縁の上へ生地を伸ばして、均等なタルトを作っていく。
最終的に縁から少し外側へはみ出させてやると、生地が縮まらずに綺麗なタルトが焼きあがるよ!




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