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2021年6月10日日食図・6月21日夏至図の考察。マンデン占星術で見る日本。

昨年の緊急事態宣言から1年が経過してもまだ自由な生活というものができずに、日本人は自粛生活を強いられ、ワクチン接種は後手後手に回る中、東京オリンピックが開催されようとしている。中にはこの経済悪化の中廃業し、職を失った人々、そして病床が足りずに亡くなった方々もおられることだろう。

そんな中、わたしがこんな記事を書いていいのだろうかと相当悩んだ。(これは政治的に正直もう手遅れなのでは?とも思うし、占い業界全体のレベル低下によって本来の占いがエンタメと化したせいもある)でも、これがYouTubeなどの動画だったらライトだろうが、文章で読む人に至っては慎重で、リテラシーがわかる人々だと勝手に解釈して、ちゃんと必要な人のところへ届いてほしいという願いを込めて、この記事を書く。わたしが学んできた技術で少しでもお役に立てれば幸いだ。

さて、この記事を初めて見る人のために予め案内しておきたいのだが、わたしが今から書くことは、未来予知ではなく未来予測だ。これは古代から占星術師が研究し、国の政治や戦争などを予測してきた方法で、個人の出生を鑑定する占星術とは少し違う。その当時は科学による情報はなかったので、こうして星の動きを読んで自然のサイクルを把握・理解していたのだ。
科学が発達した今、人々は自然のサイクルを肌身に感じることが少なくなってしまった。ウサギの危険察知能力のようなものも人間には備わっていただろうが、今じゃそれも鈍感になっていることだろう。しかしだからこそわたしは、現代に星を見たり、自然を感じることによって「察知すること」は必要だと思う。もちろん科学のデータも取り入れるし、感覚も、バランスよく情報を集め、自分できちんと精査したいのだ。

ということでこの記事を読んだからといって決して鵜吞みにはせず、自分のサイクルやパターンに置き換えて考えるべきだし、科学や医療の情報だってもちろん必要である。この記事はあくまでも判断材料のひとつとして認識してほしい。

それからマンデン占星術は、ある国の経済や金融などを見るための西洋占星術のひとつの方法だが、わたしとしては農業をやっているので天気や災害、そして人々の関心についてを見ている。経済や金融を知りたい人は、本家メリマン氏の情報を見てほしい(アメリカ・英語だが)。

さらに感覚的に理解していただくために過去記事をここに貼っておく。

前置きが長くて申し訳ないが、理解した人のみ、以下、読んでほしい。

2021年6月10日19:43東京の日食図

20210610日食

第6室での日食

東京の場合、第6室で日食がおきるが、ここが労働・医療・衛生などのハウスであり、それらに国家や民衆の影響が強まる。その影響は、いいものもあれば悪いものもあるだろう。ただこの日食にあわせて水星がコンジャンクトしているので、わたしたちは冷静な判断力や知識でもって情報を精査することができそうだ。もしまだそういった情報がないという人は、正しい情報を取り入れて自分で判断できるようにされたし。

なぜならば、この日食と海王星がスクエアで、感情に左右されたり、他人の意見に流されやすいからである。あとで説明するが、ディスポジターを見ても水星がカギとなるので、この時期は感情的にならず冷静に対処していきたい。思考を止めるな、考えろ!というやつ。全体的に自分との戦いで、内向的な生活となりそう。

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