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金言


① 【Deep Insight】祖業売却が普通になる日

マンガー氏は、日本の経営者を後押しする金言を残した。「オーナーが望むかたちで会社が長く存続する可能性は非常に小さい。それは歴史が証明している」。創業者が抱える危うさを説いた。
(中略)
「企業は消耗戦を避けて独自の経済圏を創れ」。マンガー氏が企業に求めた勝利の法則がちらつく。「他人に勝とうと思うな。違いたいと思え」というウィーン氏の人生訓ともぴたり一致する。浮き上がるのは、イノベーションを起こしてほしい市場の本音だ。
株式市場の歴史に名を刻む巨人たちの遺訓。2人は去っても、昭和譲りの横並び機運がくすぶる「日本株式会社」に警告を放つ。

日本経済新聞

まさに金言。特に「独自の経済圏を創れ」という言葉は投資家へのアドバイスに置き換えれば「独自の経済圏に投資しろ」になりますにゃ。「他人に勝とうと思うな」というアドバイスもそのまま投資する側にも当てはまる言葉にゃ。

② 2024年の日本株、企業業績改善の追い風

――来年の日本株相場の展望は。
芳賀沼氏「日経平均は24年末で3万6000円まで上がるとみる。米金利低下で円相場は1ドル=140円程度まで円高が進むだろうが、値上げなどによるマージン改善が企業業績を支える。米景気が想定以上に悪化すれば別だ。1ドル=120円ほどまで円高が進み、日経平均も2万8000円程度まで下がる可能性もある」

――注目セクター、テーマは。
芳賀沼氏「小型株やベータ(相場との連動性)が低い銘柄など、これまで無視されてきた銘柄に注目したい。株価上昇局面では自己資本利益率(ROE)の高いピカピカの銘柄に買いが集まりやすい。米国の『GAFAM』や日本の大型グロース株がそうだ。インデックス投資の流れも一部の人気銘柄への偏重につながった。行きすぎた集中が和らぐ局面で見落とされてきた株が再評価される可能性がある」

――相場のリスク要因は何でしょうか。
芳賀沼氏「上方向の『リスク』でいえば日本株が思った以上に上がって日経平均が4万円を超えること。個人マネーの流入がそのきっかけになりえる。新しい少額投資非課税制度(NISA)のスタートで個人の資金が一部でも日本株投信に向かえば、株価を大きく押し上げうる」

日本経済新聞

三菱UFJ信託銀行チーフストラテジストの芳賀沼千里さんという方がかなり興味深いことをおっしゃっていたので来年の相場を見通す上での「金言」として載せておくにゃ。
注目セクターとして挙げられていた小型株についてはもうすでにアメリカでそういう動きが出てるってきょうのモーサテでも言ってたにゃ。あと面白いのが、日経平均4万円超えを「上方向のリスク」として指摘していること。さすがにそこまでいっちゃうとバブルってことになるのかにゃ? 3万8915円の高値更新も25年くらいと見ておいた方がスピード感としてはちょうどいいのかもにゃ。

③ 【スクランブル】持ち合い解消で企業に試練

企業や金融機関などで株式を持ち合い、経営を安定させる――。政策保有株は日本株市場の特殊性を示す象徴だった。トヨタグループが重い腰を上げたことは日本企業全体の変化につながる可能性がある。保有株を売った企業は資本効率を改善できる。問題は、株式を多く持たれている側だ。
「『スタブトレード』が広がる可能性がある」。SMBC日興証券の伊藤桂一チーフクオンツアナリストは親子上場の解消を狙う同戦略が持ち合い解消でも使われるとみる。
スタブ(stub)は「切り株」の意味で、企業の時価総額から保有株の価値を引いた自社単独の価値を指す。このスタブ価値が低い銘柄は保有株売却を迫られやすい。保有企業を買って被保有企業を空売りして利ざやをとるペアトレードの対象になり得る。

日本経済新聞

金言じゃないけどまた新しい用語が出てきたから備忘録的に載せておくにゃ。スタブとは、大株主になってる会社に自分の時価総額を超えられてる状態のこと。昔のニッポン放送みたいな例ですにゃ。
スタブ企業に株式の大半を握られているところにはベネフィット・ワンとか日本酸素、KeePer技研もそうらしいにゃ。ちょっとこれから決算書みるときはそういうところにも目を配っておきたいにゃ。

きょうは久々に早起きできたにゃ。

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