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利上げ歳末セール


① 米引き締め、膨らむマグマ

20年春以降に新型コロナウイルス対応の金融緩和策が講じられるなか、多くの企業や家計は低金利を生かした新規の借り入れや借り換えを進めた。このため、既に資金を確保済みの人々は金利上昇局面でも負担が高まることはなかった
だが、こうした金利耐久力は資金を借り換えるタイミングで消える。
(中略)
影響が大きいのは社債発行などを通じて数年単位でまとまった資金を調達することが多い企業だ。ゴールドマン・サックスの集計では、米ドル建て社債は24年に7490億ドル、25年には9400億ドルの償還を迎える。代表的な米社債指標の利回りは現在5.2%程度と2年前の2.2倍になっており、社債の発行時に利払い負担が膨らむ企業が続出しそうだ。

日本経済新聞

今年の初めにアメリカ経済が失速すると言われ続けながらも、そうならなかったのはまさにこういうことかにゃ🧐 利上げの痛みはいよいよ来年から本格化するのか、その程度によってはソフトランディング期待もあえなく消え失せてしまうかもしれにゃいにゃ🙀 結局のところ、金利は高水準とは言え、大きく見れば今はまだコロナバブル末期と見るべきで、いつ何時どこからマグマが噴出するか注意が必要にゃ😾
そういう視点で見ていくと、地味な形ですでにバブルが弾けてしまったものもあるにゃ⏬

② 【一目均衡】「環境マネー」呼び戻せるか

負担は年々増している。米投資銀行ラザードの調査では政府による補助金を除く太陽光発電の発電量当たりコストは23年に21年比で約6割上がった。これまで8年かけて下げてきた分を帳消しにした。
国際統計の中には、発電コストの低下で競争力が高まったことを示すものもあるが、補助金を含めていることが多い。裏を返せば、政府の補助金にいかに大きく支えられてきたかが分かる。
(中略)
これまで「環境」という言葉は関連企業をひとくくりに評価する金科玉条のようだった。ところが、コスト高を機に個別企業の成長性がクローズアップされるようになった。ふるいにかけられた結果、企業によっては受けられる融資が減り、資金繰りが悪化し、株価が下落するという負の循環に陥っている。

日本経済新聞

コロナショックでガラッと世界の見方が変わって、人々の環境意識への高まりという志によって一気に進んできたかに見えていた環境対策🌏 蓋を開けてみれば金融緩和の大波に便乗してただけのようなところが露呈して、グリーンバブルはあまり目立たない感じでひっそりと崩壊してしまったようですにゃ😿 逆に言えば本当にいいものだけが選別されていくきっかけにはにゃってると思うから、また盛り返していくタイミングを見計らっていくことが大事かにゃ😼
そして早くも復活の兆しを見せているものもあるにゃ⏬

③ 【スクランブル】中国関連株、近づく買い場

 一方、復調の兆しを示す動きもある。中国メディアの財新と米S&Pグローバルが5日発表した中国の11月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月比1.1ポイント上昇の51.5と11カ月連続で景気判断の分かれ目となる50を上回った
 コマツが公表する建設機械の稼働状況を示す「KOMTRAX(コムトラックス)」の月次データによると、11月の中国は8カ月ぶりに前年同月比でプラスに浮上した。稼働時間の増加は現地で建設や土木の工事が増えていることを示す。

日本経済新聞

くろくろにゃー的2024年のびっくり予想は、中国が予想外の景気回復を見せる、というシナリオも描いていて、すでにそういった動きが株式市場でも始まってるにゃ😸 特にニデックとかはかなりお手頃な水準まで下がってきてるから、リスクも大きいけど中国関連というだけで売り叩かれてきた銘柄を吟味して拾っていくのもちょっと楽しいかなと思ってるにゃ😺

まさに利上げ歳末セール実施中♪的な感じかにゃ。

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