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不景気に陥らない世界


きょうはもはやこの世界から「不景気」ということばは消えてしまったんじゃにゃいかと思う記事があったので紹介するにゃ。


① 地政学リスク、原油に波及 WTI先物5カ月ぶり高値

供給力が弱まるなかで需要回復の芽が出てきたことも、原油価格の上昇に拍車をかける。代表例が中国経済だ。中国国家統計局が3月31日に発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8だった。市場の予想を上回り、好不況の境目とされる50を6カ月ぶりに超えた
原油処理量も中国では1~2月に前年同期比で3%増え、伸び率は4カ月ぶりの大きさだった。国際エネルギー機関(IEA)によると、24年の世界石油需要増加分の約半分は中国が占める。
エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「中国の需要増と産油国の減産で需給が引き締まっているところに地政学リスクが重なり、原油価格を強く押し上げている」と指摘する。
JPモルガンで国際商品戦略ヘッドを務めるナターシャ・カネバ氏は「ロシアの減産強化などで欧州指標の北海ブレント原油価格は5月までに1バレル90ドル台半ば、9月に100ドル近くまで上昇する可能性がある」とみる。

日本経済新聞

もう終わってしまった感のあった中国🇨🇳 日本化して低迷の長いトンネルに入ったかのように思われてたけど、景気指数は半年ぶりに浮上⤴️ 原油の消費が増えそうにゃ兆候も現れていて、にわかに原油価格も上昇⤴️ また100ドルを試す展開も?🙀
あんなにオワコン扱いされてた中国もまだ大丈夫で、もはや景気サイクルから「不景気」というフェーズがにゃくにゃったかのよう。そうにゃると、アメリカもノーランディングどころか上昇気流に乗って利下げも遠のく?というのが次の記事⏬

② 物価高再燃懸念で米長期金利上昇

消費者物価指数(CPI)など1~2月の物価指標は市場の予想を上回り、物価上昇率の下げが鈍っている。1日発表の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数が1年半ぶりに「好況」水準にまで回復するなど、最近の経済指標は堅調な米経済の姿を示している。インフレ圧力のしぶとさが改めて意識された。
地政学リスクの高まりに伴う原油価格の上昇も影響する。BEI(※)は原油価格と連動しやすい性格を持つためだ。中東情勢の緊迫化などを材料にWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物価格は3日に一時1バレル86ドル台に上昇。年初から2割近く上昇している。
(中略)
米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つアトランタ連銀のボスティック総裁は3月下旬、従来は24年中に2回としていた自身の利下げ回数予想を1回に改めたと明らかにした。

※=ブレーク・イーブン・インフレ率(物価連動国債の価格から算出される10年物の予想インフレ率)

日本経済新聞

🇺🇸予想インフレ率は原油価格とほぼ連動して動いていて、その水準も2.36%と約5カ月ぶりの水準まで上がってきてるそうにゃ↗️ 連銀総裁の中には利下げが1回ににゃると言い出す人も🙀 今月は原油価格を睨んだ神経質な状況ににゃっていきそうな気配ですにゃ☝️


③ 日本株に英中韓マネー 昨年度買越額、10年ぶり高水準

買越額の規模で目立つのが英国だ。同期間の1カ月あたりの買越額は8231億円と、18年4月~23年3月までの月平均が74億円の買い越しだったのと比べると明確な姿勢の変化となった。
英国マネーを膨らませるのが「オイルマネー」だ。ロンドン・シティーは1970年代から中東各国の資金を世界分散投資させる役割を担うなど中東との関わりが深い。ロンドンにはサウジアラビア最大のパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)などの中東の政府系ファンド(SWF)が拠点を構える。

日本経済新聞

これも原油絡みのお話⛽️ にゃんとにゃく海外投資家というとアメリカ方面を思い浮かべがちだけど、買い越しの9割が欧州🇪🇺 中でも中東系のファンドが集まるイギリスが圧倒的。投資スタイルもアメリカのような成長株投資よりも、大型バリュー株投資が主流。そういう相性の良さもあって大量に流れ込んでるのかにゃ? 中国の代替先と見られてる部分も大きいから、最初の記事で見たように中国が予想外の復活をしてしまうと、また一気に潮目が変わる可能性もなきにしもあらず?😹

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