【再ブレイク期待銘柄】 脱・内需を目指すアミューズメント銘柄
意外と高い経営効率!ラウンドワン(4680)
誰もが一度は行ったことがあるのではないかという「ラウンドワン」。2006年に2000円の上場来高値を付けてからはや17年、とっくに旬は過ぎたような感が否めませんが、ひとつひとつ指標を見ていくと、ちょっとほっとけない魅力が次々と出てきたので紹介しますにゃ。
おすすめの理由①:ROE20%超!ROICも高い資本効率
自己資本利益率、ROEも過去10年のスパンで見ても最高レベルの21.9%(四季報予想)と前期実績より5ポイントもアップ⤴️ より厳密な投下資本利益率、ROICで見ても13.1%と二桁をマーク。ROEから株主資本コストを引いたエクイティ・スプレッド(価値創造力)も14.1と、非常に資本効率が高いことが伺えます。
高効率な経営を支えているのが米国事業。2010年にアメリカ一号店を出店したのを皮切りに、現在48店舗を展開。FCがメインで経常利益率は20%を超え、国内の倍以上に成長。今後も年間10店舗以上を目安に出店攻勢をかける計画で、順調にいけば複利効果でますます利益に貢献しそうにゃ。
おすすめの理由②:PCFR5%以下!PERも安値平均の半分
キャッシュフローもコロナ禍を除き非常に安定していて、コロナ後はむしろ営業キャッシュフローの伸びが加速しているにゃ。時価総額を営業CFで割った株価キャッシュフロー倍率、PCFRも4.7%と平均の半分以下。ただ、ここ10年の間はずっとこの水準なので、特別にいまが割安ということでもなさそうにゃ。けど、PERの水準で見てみるとちょっと景色が変わってくるにゃ。
現在の予想PERは11.2倍。コロナ前はだいたい20倍前後で推移。業績はコロナ前を上回るところまで来てるから、そういう意味じゃかなり割安水準にあるとみていいかもしれないにゃ。安値平均の実績PERと比較しても、6割ほど低い水準にあるから、長い目でみても割安な状態かもにゃ。
おすすめの理由③:意外と高い海外比率
上場来高値を付けた2006年はちょうど国内の店舗数が拡大期にあった時期で、50店舗を超えたあたりでピークを付けたにゃ。そして今は海外での店舗数拡大期。米国でいよいよ50店舗を超えようかというフェーズに差し掛かっているにゃ。コロナで一度ガクンと下がってるけど、米国で10店舗を出店した2016年あたりから株価も上昇気流に乗り始めていて、このまま順調に拡大していけば株価もついてきてくれるかにゃ?
今や米国での売り上げは全体の3割程度、利益もおよそ半分がアメリカ、利益率に至っては国内を上回っていて、今は第二創業期、第三創業期的な位置付けと見て今後のさらなる伸びに期待したいにゃ。
留意点: 重い有利子負債&万年割安株
留意点としては、有利子負債の比率が重く、バランスシートの固定比率が153%と合格点とされる150%以下を若干上回ってるにゃ。あと、2006年に高値を付けて以降は割安に放置されてきてる銘柄なので、再びブレイクするには決算で期待を上回るインパクトを残し続けることが必要かもにゃ。
目標株価:1000円
コロナ前のPER20倍をいまの予想EPSに当てはめると980円くらいになるので、期待を込めて1000円あたりを目標にINしてみたいにゃ。配当も10期以上連続で非減配中で、コロナ禍に大きなダメージを喰らったにも関わらず、配当を続けていることも好印象だし、優待も100株から500円の割引券がもらえたりするにゃ。
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