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設備投資レース

① 【スクランブル】株、次の柱は「国内回帰」

 みずほ証券の小林俊介チーフエコノミストは「国内設備投資は基本的に右肩上がり」とみる。企業の現預金は潤沢で、円安下でコスト面での国内生産のメリットが高まる。人手不足が重なり、省力化投資も欠かせない。足元では機械受注統計などがさえず、設備投資の先行きを懸念する声も上がる。だが「世界的な在庫調整は来年に底入れすると見られ、来年度も設備投資は増える」と小林氏は予想する。

日本経済新聞

前々から言われてたけど、設備投資の国内回帰で恩恵を受ける銘柄の上昇率をみてみると、ますますその傾向が強まってきてることがわかるにゃ。半導体の製造工程に必要なガスを供給する日本酸素は去年末から倍近くまで上昇。搬送設備を手がけるダイフクも3割上がってるにゃ。こう言った縁の下の力持ち系の上昇力は意外と息が長いかもにゃ。

② 【記者の目】デンソー、EV投資始動

 サプライチェーン(供給網)や生産計画が混乱し、棚卸し資産は23年3月時点で約1兆1000億円と、コロナ前の19年3月(約6000億円)から8割増えた。23年度末までに9000億円程度まで圧縮することをめざしている。車載半導体の供給不足などが一服したことも追い風になるが、供給網の安定化のために一定の在庫水準は必要になる。資金効率とのバランスの取れた適正水準にできるかが焦点だ。

日本経済新聞

そんな設備投資も企業によって状況は様々で、デンソーはこれからといったところにゃ。EV化の流れに対応すべく、炭化ケイ素(Sic)ウエハーの会社に出資。このSic半導体は「モーターを動かすインバーターに使うと消費電力を10%抑えられ」「EVの航続距離を伸ばすことができ、競争力の強化につなげられる」そうにゃ。
それでも株価は他のトヨタ系の銘柄と比べて反応は鈍く、「もう一声欲しい」っていう感じらしいにゃ。逆に言えば、今後の設備投資の動き次第では反発できる余地はあるかにゃ?

③ HIOKI、1~9月純利益21%増

一方で、設備投資がある程度進んで伸びしろがなくなってきてるところもあるにゃ。去年あたりから絶好調のHIOKI。いろんな測定器を作ってる会社で最近は特にEVバッテリー関連の測定器が好調らしいにゃ。直近の1〜9月期も本社工場を増強して受注残の消化が進んだことで3期連続の最高益に。ただ、「受注実績は286億円と0.4%増にとどまった」そうで、キャパが上がった分、そろそろ頭打ち感も出てきたにゃ。特に中国の景気減速の影響が大きいらしく、もう一段ブーストがかかるまではちょっと時間がかかりそうかにゃ?

火曜日はスーパーでの買い物がお得にゃ。


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