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目詰まりの解消で一気に上昇?


きょうは好調に推移する株価とは裏腹に、色んなところで目詰まりが起きていることを示す記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① 好調な企業業績に死角 10~12月GDP0.4%減

企業の収益力は高まっている。法人企業統計をもとに計算すると売上高経常利益率は23年1~9月の平均で7.1%となり、5年間で1ポイント超改善した。15日には日経平均株価も34年ぶりに終値で3万8000円台に乗せた。企業の好業績が歴史的な株高を支える。
この成長の恩恵が家計に行き渡っていない。10~12月期の雇用者報酬は前年同期比で実質1.9%減と9四半期連続でマイナス。物価上昇を安定的に上回る賃上げは実現していない。24年春季労使交渉(春闘)での一段の賃上げがなければ、個人消費は上向きにくい。
企業の投資意欲は旺盛だが実際の生産設備は増えていない。日銀短観の昨年12月調査では23年度の設備投資計画は全規模全産業で12.6%増だった。だが、人手不足やそれに伴う工場の建設の遅れなど供給面での制約が投資の完結の足かせとなっている。

日本経済新聞

2期連続のマイナスとなったGDP⤵️ 好調な企業業績が家計に行き渡らずに個人消費が想定以上に弱まっているにゃ🙀 また、設備投資したくても人手不足で遅れ気味に。せっかく企業はお金は稼げて投資する意欲は高まってるのに、輸入インフレとか人手不足とかがそれを阻んで、にゃかにゃかうまく回っていかにゃい状況。
この目詰まりが解消されるかどうか、解消されれば一気に上向く可能性を示すのが次のデータにゃ⏬

② 強気相場持続の鍵を握る設備投資動向

テレビ東京「Newsモーニングサテライト」より

バブル前まではだいたいキャッシュフローと設備投資の額は連動してたけど、バブル後は設備投資が下回って推移。フリーキャッシュフローも大幅にプラス圏で推移していて、あと5兆円くらいの上振れ余地はあるかにゃ? 人手不足などの目詰まりが解消されるかどうか、まずはそこの解決に向けたところにチャンスが眠っていそうですにゃ😺

③ 〈物価を考える〉好循環の胎動(4)賃上げ、事業変革の好機

エーザイ元最高財務責任者(CFO)の柳良平・早大客員教授は、同社の過去データから投資とリターンの関係を詳細に分析し、人への投資が長期的に企業価値向上につながると示した。日本の大手企業で分析したところ、東証株価指数(TOPIX)500構成銘柄では人的投資が4年未満だと、逆に企業価値が低下する負の相関がみられた。
米国では企業価値に占める無形資産の割合は9割に高まり、柳氏は「費用として人件費を見る物差しでは企業価値の半分も測定できない」と継続的な投資の必要性を訴える。人への投資を通じて商品やサービスの価値を高め、コストカット型経済からの脱却につなげられるか。企業経営もモードチェンジが求められる。

日本経済新聞

設備投資が思うように進まにゃいにゃら、人への投資に振り向けられるか? ここでは額の大きさよりも継続性が大事みたいで、継続的に人的資本の拡充に取り組んでいるようなところは、この先も期待できそうですにゃ。決算書をみるときもその辺を重視しにゃがら見ていけばお宝銘柄も発掘できるかもにゃ😸

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