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黒幕、あるいは参謀役を見抜く


きょうは物事の黒幕、主役を支える参謀役を見抜くことの重要性が感じられる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① エヌビディア、AI半導体「1強」 純利益7.3倍

エヌビディア「1強」を支えるのは半導体そのものだけではない。ソフトウエアの「CUDA(クーダ)」は画像処理半導体(GPU)でAIを高速に動かすためのソフト基盤だ。
 多くの企業がCUDAにあわせてAIのソフトやアプリを作っており、AI半導体を使いこなす際の標準となっている。他社に切り替えるのが容易ではないとの指摘も出るほどだ。ハードからソフトまで経済圏をつくり、開発者を囲い込んでいる
 世界のAI半導体市場は27年に22兆円規模まで膨らむとの予測もある。ライバルは「1強」状態を打破しようと模索する。

日本経済新聞

世界最強NVIDIA。最強なのはGPUだけではなくて、その主役を支える参謀役とも言えるソフトウェアとの共同作業で顧客を囲い込んでいたんですにゃ。楽天のような経済圏とも違うし、車を売ってメンテも行うというような囲い込みともちょっと違うし、あまりわれわれの身近な生活レベルで同じような例は思い浮かばにゃいけど、銘柄選別をする上では大事な視点ですにゃ☝️ ハードとソフトの二刀流。探せば意外とあるかにゃ?


② 【ポジション】円安、「実質金利差」が主導

「日米金利差と為替相場は短期的には相関が強いことが多い。ただ、中長期的には異なる」。ふくおかフィナンシャルグループ(FG)の佐々木融チーフ・ストラテジストはこう話す。
(中略)
金融政策への思惑からは金利差が縮小する流れだが、実際には円安と賃上げの浸透により日本でインフレが持続するとの予想が強まった。SMBC日興の野地氏は「海外投資家を中心に、名目金利差よりも(予想インフレ率を差し引いた)実質金利差への注目度が高まっている」と分析する。
実質金利は名目金利に比べ、長期的な国の成長力や将来の物価動向を反映するとされる。LSEGによると4~5月の日米の実質金利差は2.7~2.8%前後で名目金利ほど縮小していない
(中略)
円安の進行を抑えるため日銀が国債買い入れ減額や早期の利上げに踏み切るのでは、との観測もある。ただ、実質金利が上向かない限り、円安トレンドを大きく動かすのは難しい。「年内に1ドル=170円前後まで下落する余地はある」(ふくおかFGの佐々木氏)との見方もある。

日本経済新聞

円安の黒幕も日米金利差、さらにその奥の実質金利差、ひいてはインフレだった? 日本も金利の先高観は根強いけど、それ以上にインフレ率も上昇していて、見た目は金利差が縮小しているように見えて実は全然変わってにゃかったという😹 何事も名目ではにゃく実質ベースで見ることが大事ですにゃ。


③ 「代替肉」特許、日本が2位

2位に入った不二製油は、植物からバターやチーズに味や食感が似た食品を作る特許を持つ。1969年に大豆から作った植物肉製品を発売するなど、代替たんぱく質の市場をけん引してきた。2022年には食感やうまみを肉に近づけた大豆由来の代替肉を発売した。焼き肉や唐揚げなどに幅広く使える。

日本経済新聞

最後は黒幕とか参謀役というより、そんな昔からあったのかという驚き😳 ここ数年で代替肉の知名度が上がって次世代の最先端テクノロジーという感じだけど、実はもう半世紀以上前には出来ていたという😹 いち早く代替肉を発売した不二製油は世界的に見ても特許数で堂々の2位🥈 日本株の面白さはこういう地味すご銘柄がたくさん転がってるところですにゃ。ちょっと色々調べてみたいと思いますにゃ。

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