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ビジネスマンのポジショニング番外編~自己保存の重要性~

前回ビジネスマンのポジショニング第2弾ということで投稿をさせていただきました。今回は番外編ということでお送りできればと持っております。

まだ前回の投稿を見たことが無いよという方は、以下よりご一読いただければと思います。

こんにちは、株式会社クロコという会社を経営しております谷田部といいます。
2020年7月に会社を作り、人材にかかわる仕事をしております。

本日の谷田部の流儀は、【ビジネスマンのポジショニング番外編~自己保存の重要性~】について書きたいと思います。

本投稿を読んでほしい方は以下の通りです。
・いつも周りに振り回されて疲れると感じている方
・他人の事ばかりが気になって仕方がない方

番外編で伝えたいこととは?

第1弾第2弾では、会社というフィールドにおけるポジショニング戦略を投稿させていただきました。

今回は会社ではなく、ビジネスマン自身の根源的なポジショニング戦略を投稿しようと考えました。

理由としては、会社という環境面で人のポジショニングは左右されてしまうことが多いのが実際です。

しかし、根本的には、その方自身の考え方やポジショニングについても一度整理して考えていただけると、今の会社=環境でもポジショニング戦略を取れる可能性があると思っています。

要点は?

1自己保存の重要性を理解しよう
2自分を第一に考える、他人の考えを理解することは出来ないという事実を受け入れる
3親切とは自分から行うもので、他人から与えられるものは義務感を伴う

一つ一つ例を交えてご説明します。

1自己保存の重要性を理解しよう

聞きなれないワードだと思います。これは心理学用語で、かみ砕いて説明をすると、『人はその環境が快適になるよう自身又は周囲を変化させる』というものです。

人間の根本的本能の一部です。

わかりやすい例で例えると、例えば小学生が転校したり引っ越ししたりして、その新天地のコミュニティーに順応するために行う行動です。

(学校で友達を作る、周囲の家の人にあいさつをする等)

転校したことがある方はおそらく無意識でやっている行動ですが、立派な生存本能です。

学校に友達がいなければ勉強を教えてくれないかもしれない、コミュニティーに入らなければ学校の情報が手に入らないかもしれない。という根源からくる本能的行動です。

社会人になってもその本能はもちろん変わりません。

しかし小学生と違い社会人には1人で生きていく力(知力、財力、体力)が備わっています。

つまり無理にコミュニティーを広げる必要がないということです。

無理にコミュニティーを広げる事で本来必要ではないコミュニティーへ気配りを行う必要が生じ、精神的な疲労が増加してしまいます。

もちろんこの能力値は人によって様々です。生まれ持って社会的な人間もいますし、それは自身がストレスにならないコミュニティーの規模によるのです。

2自分を第一に考える、他人の考えを理解することはできないという事実を受け入れる

これは、アドラー心理学の『嫌われる勇気』という本で広く認知されはじめた考えです。

言葉そのままで、相手が何を考えているのかは究極的には他人には絶対に理解できない、つまり相手の考えを考え行動することは無駄という考えです。

日本の小学校では、お友達の気持ちを考えて行動しましょう、発言しましょう、仲良く遊びましょうという事を教えられますが、それはまさに日本的な建前社会を形成する要因となっているだと思います。

社会では建前ももちろん重要ですが、近年では社会的安全性を基準とした健全な議論を加速する流れが出てきています。

その際に、相手の気持ちを考え議論を保留、停滞させるような考え方はビジネスのスピードを減速させる要因になってきております

※日本的な会社のビジネススピードが遅い要因は遠因ですがここに集約されているのではないかと考えています。

3親切とは自分から行うもので、他人から与えられるものは義務感を伴う

親切とは何でしょうか?電車の席を譲る。ボランティアに参加する。世の中には様々な形で親切という形があります。

では、会社における親切の形とは何でしょうか?ぱっと思いつくものはありますか?

もしここで『他人から頼まれた仕事を代わりにやってあげた』という方は要注意です。

親切とは、
『自分から自ら他人に対して行うもの』であり、『他人からお願いされたことを行うこと』ではないからです。

それはなぜか?他人からお願いされた時点でそれはミッションになるからです。つまり義務を伴うということです。

つまりそれは親切心を満たすことで幸福感を得るということではなく、単にプレッシャーを受けて行う仕事と何ら変わりがないのです。

考えてみてください、あなたが親切だと思う行動は『自分から~』それとも『他人から~』どちらが多いでしょうか?

まとめると、親切というのは他人からのお願い事を明確に断れる人でないと難しいということです。

なぜなら、人は頼れる人が現れたときとことん頼る生き物です。

あなたの親切心はいつしか義務感に代わってしまうのです。

最後に

3つの要点を解説しました。いかがでしたでしょうか。

この点は社会に出てからというよりも、もう少し幼少期(小学校から高校くらい?)で形成される価値観に基づくものなので、人によりばらつきがあると思います。

この機会に一度自身についてもポジショニングを検討してみてください。

以上です。
またよろしくお願いいたします。

株式会社クロコ 谷田部


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