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シャツの袖を裏返すだけで世界一になれる「コミュニティ」の価値

世界一になる

普通に生きている限り夢のような話に聞こえますが、何を隠そう実は僕、『ギネス世界記録』を持ってるんです。

アインシュタイン並のIQがある訳でもないし、範馬勇次郎ばりの身体能力がある訳でもない。ごくごく一般人の僕がどのようにして『ギネス世界記録』を取ることになったのか。

今回は、その一部始終をお話しします!

01 | 世界一を目指すようになったきっかけ

そもそも僕は、ギネス世界記録を取ろうと思ったことは一度だってありませんでした。

きっかけは、岩崎大輔さんとの出会い。

岩崎さんは、映像制作会社、雑貨屋、飲食店、職業紹介などの会社を経営するバリバリの経営者ですが、中身は少年そのもの。
遊びを仕事にする」ことをモットーに、たくさんの面白いアイディアを思いついては、カタチにする達人です。

世界一、目指しちゃう?

岩崎さんからギネス世界記録の話を聞いたのは、約10年前の飲み屋の席にて。

「いいですね、やりましょう!」と、お酒を飲んでいた勢いもあって、まぁ明日には忘れてるんだろうなと、気軽に考えていました。

02 | 強力なチームづくり

世界一を目指すなら、世界一のチームが必要だよね

岩崎さんの経営理念は、まず”チーム"ありき。

西野亮廣さんや、中田敦彦さんのオンラインサロンが流行っている今でこそ、「チームビルディング」や、「コミュニティ」って言葉は一般的になってきたかと思います。

そんななかで、10年以上も前からずっとコミュニティ形成に注力している岩崎さんは、まさに先見の明があったと言えます。

世界一のコミュニティを目指して、岩崎さんと一緒に色々な活動を行ってきましたが、年に1度の大イベントとして、毎年キャンプを開催していました。

1年目の参加者は約20人。そんな大人数でキャンプすることがなかったので信じられない思いでしたが、50人、100人と、毎年どんどん増えていく参加者数に少しずつ期待は膨らみます。

そして2017年には、なんと500人キャンプを達成!
翌年、満を辞して、ギネス世界記録を目指すことになったのです。

03 | すべてを"内製"でやれる強み

「ギネス世界記録を取る!」と決めたものの、何をしたら良いか全く決まっていない状態。そこは何年もキャンプの運営をやってきたメンバーがたくさんいるので、まずは役割分担からはじめました。

企画、広報、システム、会計、誘導、医療などなど。それぞれの専門分野を持ち寄って、すべてを内製でやれるので、予算は最小限で抑えられます。

そして、企画部隊が出したアイディアが...

袖ケ浦市で、みんなで袖を裏返す

って何ともアホらしいけど、楽しそうなものでした。

ただ誰ひとりとして、袖ケ浦市に縁がある人はいません。
まずは、袖ケ浦市との関係値づくりからスタートしました。

04 | 袖ケ浦市長へのアポなし訪問

岩崎さんを含めた数名が、袖ケ浦市にアタックするものの、当たり前のように門前払い。

一度や二度くらい断れるのは目に見えていたので、何度も訪問を繰り返す一同。役所の方も根負けしたのか、袖ケ浦市長が出没するイベントを教えてもらうことに成功し、アポなしで突撃することになりました。

イベント当日、袖ケ浦市のゆるキャラ・ガウラくんを発見!

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出典:袖ケ浦市HP

そして、隣にいた市長とようやく初対面することができて、企画についてご説明させていただくことに。何度も訪問させていただいたこともあって、市長には、僕たちの存在がすでに認識されていて、トントン拍子に話が進んでいきました。

なんと、袖ケ浦市には後援になっていただくことに!

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05 | コミュニティの価値

さて、公式記録として、ギネス世界記録を達成するためには、最低でも500人以上を集める必要があります。

過去に500人キャンプをやった経験があるとは言え、ここは縁もゆかりもない袖ケ浦市。広報部隊によるSNSでの集客も思わしくなく、本当に達成できるのかどうか、雲行きが怪しくなってきました...。

当日が近くにつれて、「参加したい!」って声が徐々に集まってくるようになりました。その多くは、過去にキャンプに参加したことある人、コアに動いているメンバーの友人や、そのまた友人など。

SNSでサクッと人が集まると思っていた当初の目論見は外れたけど、結局はこれまでに築いてきた人間関係が決め手でした

そして2018年11月3日(土)、袖ケ浦海浜公園に683人が集まって、見事ギネス世界記録に認定!

1人ではなし得ないことでも、コミュニティの力で世界一になった瞬間でした。

今では、ギネス世界記録のイベント企画・運営を経験したことによって、仕事として繋がっているケースもあります。ご縁の繋がりって本当に大事だと感じています。

そして、コロナ禍での働き方改革によって、今後ますますコミュニティの重要性が増してくることを確信している、今日この頃です。


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