見出し画像

【はるばる来たぜ函館】割引を駆使して東京⇔函館間をお得に旅行してみた

北海道に行きたいかー!

別にそこまで行きたくはない。
行かないと困る理由もないし、強烈な憧れがあるわけでもない。
だからこそ、1度行けば満足するだろうし、旅費がものすごくお得な時期を逃してしまうとなんだかんだと行かない理由探しに明け暮れることになるだろうと思った。

それで、「旅費がものすごくお得な時期」というのが2022年の年末~2023年年始だったから、コミケ直後に東京から函館に直行してみた。
このnoteはその日程の記録。
一日ごとの詳細は個別記事に分けてあるから、それぞれ読んでほしい。

なんでお得になるのか

行政の割引額がバグってる

名前を言ってはいけない例のあの病気で大ダメージを受けている観光産業を守るために、国や地方自治体がホテル代の一部を負担する制度が2020年くらいから続いている。
有名なのがGoToトラベルだけど、全国旅行支援とか、都道府県ごとの独自制度もあった。独自制度は、予約時点で割引されたり、あとでキャッシュバックされたり仕組みもまちまち。

それで、今回利用したのが「はこだて割」という制度。

なんとなく函館市に住んでないと使えない制度っぽい名前をしているけど、誰でも使える。
注意点として、

  • 身分証明書

  • ワクチン3回目の接種証明書

を持っていないといけない。
紙の証明書を試される大地まで持っていくのは紛失のリスクが高すぎるから、電子証明書アプリをインストールしておこう。
電子証明書アプリを使うにはマイナンバーカードが必須だから、まだ持っていないという人は申請しておこう。
スマホでマイナンバーカードを使うにはNFC機能が必須だから、ついていないという人はついているスマホを(ry

はこだて割の仕組み

仕組みは以下のようになっている。

  • 宿泊旅行商品

    • 1泊3,000円(税込)以上の函館市内宿泊旅行商品に対して1/2以内を助成 (1人1泊あたり上限10,000円(税込)×3連泊迄)

  • 交通費含むパッケージ商品

    • 交通費含む10,000円(税込)以上の函館市内パッケージ商品について、1人1泊あたり定額5,000円(税込)(最大3連泊迄)を助成

「宿泊旅行商品」はホテルのこと。
「交通費含むパッケージ商品」は、ツアー旅行(現地までの交通手段と、どのホテルに泊まるかをセットで予約するプラン)のことだ。

  • 宿泊旅行商品での最大コスパ

    • 1泊2万円のホテルに3連泊すれば、3万円もらえる

  • 交通費含むパッケージ商品での最大コスパ

    • 1万円の函館市内パッケージ商品で3連泊すれば、1万5千円もらえる

パッケージ商品の方で、交通費+3泊分のホテル代を1万円に収めるのはどう考えても無理ゲーだけど、もし抜け道があったらホテルに泊まるだけで5千円が増える。RTAバグに近い。

ちなみに、ホテル代は1人部屋が1万円⇒2人部屋が2万円、みたいに金額が単純な掛け算になることはほとんどない。掃除やベッドメイキングにかかる人件費が抑えられるから、2人部屋だと1万5千円とかになる。
だけど、割引額は人数ごとの掛け算になっているから、可能な限り大人数で宿泊した方がお得になる。

宿泊旅行商品は全滅

最初はホテル代の割引だけしてもらおうと思っていたんだけど、予約開始時期を過ぎてしばらくしたら楽天トラベルとかじゃらんの有名どころではこだて割の対象になっているホテルの空き室が全滅していた。みんな考えることは同じらしい。

パッケージ商品は間に合った

大急ぎで打つ手がないか調べたところ、J-TRIPなるサイトでパッケージ商品がまだ買えることが分かった。

宿泊旅行商品が全滅している状態で、パッケージ商品取り扱いサイトの質を吟味している余裕もなく、急いで予約。
結果的に、この予約サイトが原因でのトラブルは旅行中1度も発生しなかったので非常におすすめ。

2万円割引で、6万8千円

大人数で宿泊した方がお得、と書いたんだけど、コミケ後、つまり正月明けに行くことになっていた。そこに函館連泊用のスケジュールを確保できる人はなかなかいないから、2人で行くことになった。
さらに3泊は厳しいとのことで2泊になったから、割引額は1人1万円。
2万円の割引になった。

だけど、羽田⇔函館の飛行機代とホテル代を合計して2人で6万8千円だったから、かなり安いんじゃないかと思う。
しかも飛行機はLCCとかじゃなくてちゃんとしたJALのやつだ。初めての飛行機だったから詳細はよく分からない。

ゴールドカードを持て

トラブルが起きないのは幸運であり不幸

これは初めて飛行機に乗る人ほどおすすめなんだけど、ゴールドカードを作っておいてほしい。
飛行機は電車と違って「乗り遅れたけど次のを待てばいいや」ができない。正確にはできるけど、買い直しせざるを得ない。
「何時発の便なのか」
「座席はどこなのか」
「搭乗口はどの方向に行けば見つかるのか」
「北ウイング南ウイングってなんですかどうしてもっとわかりやすい名前にしなかったんですか」
すべてが初めてだらけの人は余裕を持って移動しないといけない。
でも、毎回トラブルが起きるとは限らない。幸運にもトラブルが起きないと、不幸なことにヒマになる
そんな時にゴールドカードが役に立つ。

ラウンジへの入場券

ゴールドカードには空港の中のカードラウンジと呼ばれる施設に無料で入れる入場券としての機能がある。
ラウンジ内の設備は空港によってさまざまだけど、たいてい

  • 外よりもいい椅子

  • コーヒーとかのドリンクバー

  • 電源

  • Wi-Fiスポット

がある。
中部国際空港だと、生ビールまで飲み放題らしい。

これは羽田空港のパワーラウンジ。
手荷物検査場を通った先にあるから、出発ぎりぎりまでここにいても問題ない。

これだけの設備があれば、1時間、PCがあれば2時間くらいは時間がつぶせるはず。
外で売店を見て回るのもいいけど、それだと30分も持たないと思う。

自分は今回の旅行のためにさんさんゴールドカードを申し込んだ。

カードデザインがめちゃめちゃダサいけど、

  • 1回でもカード支払いすれば次年度年会費無料

  • ラウンジ利用回数制限なし

と気前良すぎ。審査もそんなに厳しくないと思う。
一方、みんな大好き楽天のゴールドカードは、

  • 年会費2200円(たぶん無料にする方法はない)

  • ラウンジ利用 年2回まで

とケチすぎ。

このラウンジ入場券を活用して、行きも帰りも空港での空白時間をゆったり過ごすことができた。

前売り券を使え

カップルでディズニーランドに行くと別れる(待ち時間が長すぎて機嫌が悪くなるから)

という都市伝説があるくらい、行列に並ぶのは人間関係に影響を与える。だったら、並ばないで済む環境を作ればいいじゃない。
だから、旅行中に見て回る観光スポットが前もって決まっている場合は、入場券の前売りをやっていないか要チェックだ。

調べた限り、函館市内の観光スポットだと五稜郭タワーの展望台入場券と函館山ロープウェイの前売り券がある。

五稜郭タワーは現地で買うより安くなるからおすすめだけど、ロープウェイは値段が変わらないし天候次第で運行中止になる場合がある。
せっかく前払いしたのに乗れなかった、となるとむしろ損なので、こっちはおすすめできない。

1日目の詳細は以下のnote。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?