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影の編集者

お刺身。食べたいな・・・
ししゃものお刺身って食べた事ありますか?

個人的に、激旨だった!!訳ではないのですが、
何となくまた食べたいなぁ・・・と時々思う魚です。

まあ、記録的不漁となってしまった今は、
平民の口に入る事も難しくなっているのでしょうが。

さて、今回も、サムネとは全く関係のない題材を展開する(笑)

また、メシテロ画像かよ!と言われれば、

その通りです!すいません!!と白状しながら、本題に入ります。
折角書くのだから、読まれないのは寂しいからね。

わたしが勝手にそう思っている、物語を書くときに大切なこと。


まず、初めに申しておきますが、私は編集者でもありませんし、文章書きでもありません。ただのオッサンです。

・・・ですが、

マンガや文章の商業作品が、市場に登場するまでの、
途中経過を(責任の無い立場で)見る事ができる立ち位置に居ます。

そんなポジション(影の編集者みたいな)
からの視点で気付いたこと。


それは・・・



その物語に登場しない情報も事細かに決めておくことで、
物語のリアリティがあがって、
作品の説得力があがる。
故に、クオリティの高い作品になる。


編集者にとっては、そんなのあたりまえやん。
と言われるかもしれないですが、

意外と、それが徹底されないまま作品になってる事も
ある。

物語に登場しない情報、、、
分かりづらいですよね。


新たに、漫画や物語を制作するうえで、
漫画や小説の物語に登場する、ヒーロー(ヒロイン)を想定します。
その初期段階では、キャラ設定やキャラ表みたいなものが定められます。

やれ、このヒーローは身長が182cmで、体重が76kg。顔はたれ目で、眉毛はややハネ上がっている。(眉毛の端3/4の位置でカーブする)芸能人で言えば、誰それ的な顔立ちで・・・みたいな。

この辺の基本情報は、作画する上で必要な情報なので、多くの作品で、定まっていると思います。

で、このヒーローは、喫煙者で愛煙の銘柄はマルボロである・・・
好きな食べ物は、卵焼きである。とか。

この辺まで決まってるケースも、割と多いのでは。
作者の拘り的な。

でも、できれば、あくまで私個人的な意見ですが、
より良い作品を生み出す為に、
もっと、、、詳細に設定を詰める必要がある。と思うのです。

例えば、このヒーローが好きな卵焼きを作る時は、砂糖は小さじ2杯ときまってる・・・で、猫舌だから、冷めるのを待ってから食べる、、、みたいな。

そんな事、物語には出ないし(出さない)、決めても意味ないじゃん・・・と思われるかもしれませんが、私的には、ここが大事。と思っています。

見えない、出さない、けど、その決め事が、そのキャラクターを動かす要因になる得るから。

キャラ愛を追求すること、キャラの萌えポイントが定まっていることが、
物語のリアリティを高める要因ではないしょうか。

もちろん、設定が詳細に定まっていなくても、物語や漫画を描くことは可能です。

・・・が!

繰り返しになりますが、
この設定を如何に詳細に決めていくかで、
そのキャラの動きのリアリティ(説得力)が決まると思うのです。

ここのツメが甘いと、ヒーローの行動に一定性がなく、
いわゆる、キャラブレが起きます。

漫画や物語を読んでいて、
主人公の喋る台詞や行動に違和感を抱いた事、、、ありませんか?

あれ?この主人公、こんな事言わないと思うけど・・・とか、
このシーンなら、絶対にこういう行動はしないのに!とか。

商業作品では、編集者からのリテイク(手直し)が入り、
色んな意味での修正が掛かるケースもありますから、
揉まれた結果、ブレっちゃったみたいな事もあると思います。
ま、そういう事情があっての場合は、しょうがないのですけど、
個人的には、そこで作家としては曲がらないで欲しい、、、

ともかく、キャラがブレれば、話もブレます。

酷い場合、話が破綻します。

ストーリーの最初と最後で、
ヒーローの性格が変わっちゃってる、、、みたいな
(作者が敢えて狙ってやってる場合はこれに限りませんよ)

人もそうですけど、信用できる人の台詞(しゃべること)って、
得てして一貫してますよね。

漫画や物語の登場人物も、おなじ事が言えるのではないでしょうか。
そこに説得力や共感が生まれる・・・

というわけで、今日は物語を書くときに大切なことという題材でした。


妄想力は、、、大切!!

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