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2024年桜前期は「オープンバー」へ!小倉城ナイトキャッスル体験レポ

 小倉城のイベントレポが定番記事となって参りましたが、今回は2024年桜祭りの期間限定コンテンツ【ナイトキャッスル・オープンバー】のレポをしていきます! ちなみに、小倉城桜祭りは3月23日(土)~4月7日(日)まで。

ナイトキャッスルプレミアムの時の記事 ↓


概要

<公式ホームページ>
https://www.kokura-castle.jp/240323-openbar/

<開催時期>
2024年3月23日(土)〜27日(水)、29日(金)
18時〜21時

入城にあたって知っておくとイイこと

 「オープンバー」というだけあって、予約は不要なところが嬉しいポイント。桜祭りの期間中は遅くまでお城が開いていたり、敷地内のぼんぼり飾りやライトアップが美しいこともあって、気軽に夜の小倉城を楽しむことができます。

 小倉城へ入るには 入城料350円/大人一人 がかかりますが、これは通常と同じ。受付で入城料を支払って五階へ上がります。
 天守閣五階にバーカウンターが出来たことはすでに何度も紹介してますが、このバーカウンターを利用した五階すべてがオープンバーとなっています。

 アルコールを含むドリンク、ちょっとしたおつまみはその場でキャッシュ会計一杯ずつの都度精算なので、自分のペースやお財布を確認しながら飲むことができます。「たまたま夜の小倉城に来てみたらバーがあったので、ちょっと一杯飲んでみた」なんてこともできちゃうってわけです! ちなみに、テーブルチャージ料などは一切ナシ
 現金以外の支払いについては、今後検討していくということを耳に挟みましたので、期待して待ちたいと思います。とりあえず、たくさん飲む方は現金をがっつり持っていきましょう!

バーカウンターの様子。カメラの明るさ調整下手すぎィ!!

オープンバー初日に行ってみたぞ!!

 ここからは当日の雰囲気と飲んだものを紹介します。
 まずは今回のオープンバーメニューからチェック! チラシからは気合を入れたラグジュアリー&ゴージャスな雰囲気を感じます。ちなみに、このチラシは受付入城時に貰うことができます。五階にもあるぞ!

公式ホームページより

 今回バーテンダーとしていらっしゃってたのは、世界的バーテンダーアーティストである増田タカノリさん! ナイトキャッスルプレミアムの時にもいらしてました! 嬉しい! 軽快なトークと気さくなお人柄、お酒に対する豊富な知識と愛情を感じさせる仕草に思わずうっとりしてしまう、素敵なバーテンさんです。恥ずかしながら、私のことも覚えていてくださいました(その節はお世話になりました)
 また、今回のドリンクは増田さんが小倉城の特色や季節などを踏まえて考案されたそうで、そういったお話が聞けたのも楽しいポイントでした。

桜のモクテルor桜のカクテル

和傘の先には砂糖漬けされたチェリーが。美味しい。

 まずは「ウェルカムドリンク」と銘打たれている『桜のカクテル』から。私はあまりお酒が強くないので、これのノンアルコールバージョンである『桜のモクテル』を注文しました。
 一緒に行った友人はカクテルのほうを注文していましたが、素人には見た目の違いが全く分からず。どちらを頼んでも、見た目の楽しさが損なわれることはありませんのでご安心ください!

カクテルに使われていたベースのお酒。

”新”宮本武蔵 & ”新”佐々木小次郎

カクテルの上にはそれぞれ金粉と銀粉も飾られます。

 『新』と銘打たれているカクテル2種類。これまでナイトキャッスルで提供されていたものは武蔵が赤、小次郎が青と、色からして全く違う風味のものだったんですが新作は以前のものから一新!
 『宮本武蔵』は金色、金箔入りの特別なハイボールで、『佐々木小次郎』は銀色の、クラフトジンのカクテルです。色合いも対照的で、並べるととってもふつくしい!! お味もそれぞれが美味しくて(語彙/Zero)まさに甲乙つけがたい両雄といった感じ!!
 個人的には、ジンが大好きなので『佐々木小次郎』が良かったな~! しかも使われていたジンが、これまた大好きな広島の「桜尾」で!! 去年の秋に飲んでから惚れまくっている種類です♡

迎え虎・送り虎

 小倉城内に展示されている雌雄の虎を描いた巨大な絵画。その名を冠したカクテルはカシスベースの甘いお酒で、増田さん曰く「飲むチーズケーキ」。これだけ写真撮るの忘れた馬鹿野郎なんですが、本当に「飲むチーズケーキ」っていうか……高いケーキ屋で買ってきたレアチーズケーキっていうかあ……。甘いものが好きな方はぜひ!! って感じのカクテルで御座いました。

『正室 細川ガラシャ』&『城主 細川忠興』

 さてこの日は、友人と二人で来ておりました。酒がたくさん飲める友人は一度来てみたい、と言っていたので私にとっては万歳案件です。何かあっても友人が飲んでくれるだろうという安心感があります。

 で、友人は『正室 細川ガラシャ』を飲んでみたいと注文。県産あまおうをふんだんに使った濃厚なカクテルで、私もナイトキャッスルプレミアムでいただきましたが、美味しすぎて何度かリピートしてしまったほどです。
 今回はそのカクテル、器がなんと朱塗りの酒杯。なんという、特別感!

手前が『城主 細川忠興』用の大盃。
奥の二回りほど小さい盃が『正室 細川ガラシャ』用のものです。

 あまおうそのままの、深くて甘酸っぱい風味。すっきりと飲みやすく、そのまま苺を頬張るかのようなカクテルは苺好きにたまらない美味しさです。良いお値段ですが、それに見合う美味しさを約束します。

 そして、このカクテルを作ってもらっている途中、友人がこう言いました。「忠興公の器は大盃なんですね。(ガラシャの器と)並ぶと夫婦酒みたいですね

……えっ 天才の発想?

 それならやるしかありません。城主忠興、飲もう。(???)
 
私の気持ち悪い悪乗りに友人が乗ってくれて、なんと半額出してくれました。『城主 細川忠興』、いちまんえんするんです。い、いいんですか!? 神様!? 今度友人の出身地に行ったら、しこたま県産品買ってお返ししなきゃ!!!!!!

『城主 細川忠興』を作ってくださっている増田さん。このケムリは……!?
そして両手の金粉シャワーだ~~~!?

 そして完成されたのがこちらの二杯。忠興とガラシャ、つまり鬼と蛇、鬼蛇の特別カクテル
 幸福に浸るオタクの写真は興奮しすぎて角度も明るさも何もかも全部一緒です。でもめちゃくちゃ幸せです。

夫婦酒じゃん!!!!!!!!!
エディブルフラワーと金粉が浮かび、和紙には九曜紋が。

 器は大きいですが、どちらも1人分の量なのでご安心を。しかし、特別感が半端ない。味も半端なく美味しい。私は語彙力/Zeroなので「美味しい」しか言えなかったんですが、お酒好きの友人は『城主 細川忠興』について、「白ワインのような口当たりなのに、ほんのりと酸味も感じられ、フルーティーさと口の中に広がる深さがあって……すごい!」と絶賛しておりました。そう言われると……そうかも! 美味しくて高くてうまい酒、とにかくすごい!

私「交互に飲むとね、口の中で鬼蛇っていう概念が合体するっていうか、結婚するっていうか……? シナプスがガチャって繋がるみたいな、とにかくすごい交互に飲むと口の中で鬼蛇が結婚してしまう……結婚してるんだけど……」
友「どういうこと?」

一緒に飲んでくれた友人……本当にありがとう……また飲みましょう……。

開催期間中に小倉にいるなら行くべし!

 というわけで、開城の18時から終わりの21時まで、オールで楽しんでしまいました。おつまみも含めてお酒もコンプリート! ちなみにおつまみは乾きもので、ドライマンゴー、金平糖、ベリー系のソフトクッキー、塩気の利いたお煎餅にナッツ類と、てんこ盛りで500円。(二人で2回注文しました)シェアしやすいのもありがたいですね。

 オープンバーが開催されるのは、桜祭りの期間中で、更に限定的。23日(土)〜27日(水)、29日(金)に行われます。(これを書いているのは25日なので、今日・明日・明後日と29日ですね!)
 小倉近郊に遊びに来ている方、近くにお住まいの方、夜に出向ける方など行って損はなしかと……いや、ひいき目に言ってるとしても世界の腕前を持つバーテンダーが目の前で作る酒が500円から飲めるなんて安すぎて不安になるから行ったほうがいい。マジで。
 そして小倉城にはぜひとも、また機会があったらこういったオープンバーイベント、続けてほしいですね~~!! すっかり小倉城五階のリピーターなので(笑)そういえば武将隊がオープンバーに立ってくれる「酔処」もまた開催されるそうで! 次回は4月13日(土)ということです。これもすごく楽しみ……!(リンク先スクロールで詳細に行けます)

 本日、小倉城で桜開花宣言もされましたし、春もまだまだ楽しみです!(北九州市は小倉城の桜が標準木なのです。)
 それではここまで読んでくださりありがとうございました。


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