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「それ、先生が間違ってる」と子どもの前でいわない。【ベテラン先生からのお話】

小3息子の学年懇談会で、小3とはどういう年代か。に対してのお話がありました。
息子の担任の先生は、30年ちかく教員をされているベテラン先生。息子からの話をきいていても、子どもに丁寧に向き合ってくださっているのが伝わってきます。

小3はギャングエイジ

魔の2歳児の第一次反抗期をへて
ギャングエイジといわれる第二次反抗期を迎える8~9歳 ちょうど小3。先生いわく…

語彙力もあがり、世の中のしくみもちょっとづつ理解ができるようになり、学校生活にもなれてきて、「なまけたい、逃げたい、困らせたい」などの欲求がでてくる時期。
自分にとって都合のよい人をかぎ分け、甘いほうへ流れる。自分の欲求をとおせる人を探す。顔色をうかがうようになる。
お父さんだったら、〇〇を言ったら怒る。じゃあ怒られない人に言ってやってもらおう。と使い分ける。

と、なるそうです。
おお!こわっ。
娘が小3の時にも聞いていた(はず)けれど、性格がおっとりした娘だったので、へー。程度で、すっかり忘れていました。
祖父母とも「していいこと、悪いこと」の価値観をすりあわせておいてくださいね。と。

子どもの前で「先生間違ってる」と言わないで

そんな話のながれから、

「ぜひ、これだけはお約束いただきたいのです」と、前置きをしてから言われたのが

子どもが学校の話などをしたときに、あれ?おかしいな、子どもの言ってることの方が正しいんじゃない?先生がおかしいよ!と思ったとしても子どもの前で「先生間違ってるね」と言わないでほしい
自分に都合の悪い状況になったときに、親に言えばよい。なんとかしてくれる。と変な解釈をするようになる。
「そんなことがあったんだね」と事実だけを受けとめて子どもに返事をしてほしい。
子どもの話の内容や状況がすこしでもおかしいとおもったら、いつでも、こんなこと。と思わず、担任に知らせてください。電話でもお手紙でも、遠慮なくお知らせください。

と。
親として、先生を尊敬してほしい。と思っています。先生の批判をぜったい子どもに言わないけれど…娘のときもこんなお願いを先生からされたことはなく、少し驚きました。

しっかりほめてください

どうしても悪いことをした。にめがいきがちですが、

悪いことをしたら「叱られる」ばかりではなく、
いいことをしたら「ほめてください」
叱られてばかりだと「怒られないようにすればよい」と考えるようになる。
正しいことをしたら「いいことをした」と褒められる、ほめられると嬉しい。という、いい循環になるように、ほめることを積極的にしてほしい。

このほかにも

3年生になると、理科と社会が増えて、算数も難しい内容に.漢字も画数が増えてくる。
概念的な内容が増えるので、内容を理解しにくいときは、可視化する。
3年生だから、この内容がわかって当然ではなく、個々人の発達状況によって難しい内容もある。
子どもの成長のこと、学習のこと、学校生活のことなどお話がありました?

小3…
社会の矛盾や大人の矛盾に気づく年頃。自立をしようとする子どもの意思と大人の意思が反するために、大人が「反抗」ととらえるだけ。
あくまで「育ちの一環」とおおきくかまえてください。 と…

勉強になります!



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