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東京23区発祥の地めぐり

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徳川家康の入府以来、日本の政治・経済、そして文化・芸能の中心都市として発展し続けてきた江戸・東京には、様々な物事の始まりの地があります。学校・企業・産業・芸術・風俗など、数多くの…
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2021年3月の記事一覧

「我国ゴム工業誕生の地」

海産物業から始まったゴム工業★ジャンル【産業】  ★場所 台東区東上野5-15 ★最寄駅 東京メトロ銀座線稲荷町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「明治十九年(一八八六年)十二月ニ日 蝦夷松前藩士であった土谷秀立 田崎忠篤 田崎忠怒 田崎長国の四兄弟が 日本で始めてゴムの熱加硫法に成功し 土屋護謨(ゴム)製造所を東京市浅草区神吉町十五番地(現東京都台東区東上野五丁目十五番地)に創設した この製造所は 後年発展を重ね三田土ゴム製造株式会社に改組されたが エボナイトの

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「講道館柔道発祥之地」

柔道だけじゃない、嘉納治五郎の偉大さ★ジャンル【スポーツ】  ★場所 台東区東上野5-1-2 ★最寄駅 東京メトロ銀座線稲荷町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 碑付属の石柱の文 「明治十四年嘉納治五郎は東京大学を卒業 学習院に奉職したが 翌十五年二月より当寺内に居住して同寺書院を道場として学生を養柔道を中心とする訓育を始めた これが今日国際的な広がりを持つに至った唯一の国技講道館柔道の発祥である 時に治五郎は年二十三才 道場の広さは十二畳 初年の入門者は九名 当時

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「寄席発祥之地」

江戸での定席の発祥地・・・でいいかな★ジャンル【文化】  ★場所 台東区東上野3-29 ★最寄駅 東京メトロ駅稲荷町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「寛政十年(一七九八)六月 下谷稲荷社境内に於て 咄の会が初めて有料で催され これが江戸の寄席の発祥と伝えられる 二百周年に当たり之建 ★解説  下谷稲荷社とは下谷神社のことです。稲荷町の駅を降りてすぐ、浅草通りから脇に入ったところに大きな鳥居が見えます。その本殿に入る手前右に立っています。  「落語」発祥ではなく

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「川柳発祥の地」

実は人名だった「川柳」★ジャンル【文化】  ★場所 台東区蔵前4−37−8 ★最寄駅 都営地下鉄蔵前駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「宝暦7年(1757)8月25日、当地(旧浅草新堀端天台宗龍宝寺前)里正柄井八右衛門、無名庵川柳と号し、初めて万句合を開巻す。爾来文運旺んに、逐には文芸の名をもって呼ばれ、今日に至る川柳隆盛の礎を開く。本年その250年に当たって後学相諮り、一碑を建てて開祖の遺業を顕彰し、永く歴史に留めんと祈念するものなり」 ★解説  都営大江戸線

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「育英小学校発祥之地」(台東育英小学校創立地)

東京最古の6校の一つ★ジャンル【学校】  ★場所 台東区蔵前4-16-16 ★最寄駅 都営地下鉄蔵前駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 台東区解説板より 「明治二年(一八六九)三月、明治新政府は幕府・藩による政治体制にかわる新しい日本の構築にあたって、国民全体の教育の推進をはかるため、小学校の設置を定め、明治三年三月、東京に六つの小学校を設立した。その一つが、本寺境内に設立された「仮小学 第四校」で、現在の育英小学校の前身である。開校日は同年六月二十三日で、現蔵前・

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「東京工業大学発祥の地」

東工大ボート部の艇庫跡★ジャンル【学校】  ★場所 台東区蔵前2-1-8 ★最寄駅 都営地下鉄浅草線蔵前駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「この辺り蔵前の地、旧浅草御蔵の跡には、今日の東京工業大学の前身である官立の東京職工学校(のち東京工業学校、東京高等工業学校と改称)の校舎及び東京工業大学の艇庫・宿舎等があった。東京職工学校は、明治14(1881)年5月26日に創設され、同15年6月10日文部省より浅草区蔵前東片町29番地の地所並びに浅草文庫の建屋を交付され、校

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中国同盟会発祥の地

辛亥革命の発端はホテルオークラの地★ジャンル【歴史】 ★場所 港区虎ノ門2-10-4 ★最寄駅 東京メトロ銀座線虎ノ門ヒルズ駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「1905年8月20日大倉喜八郎邸すなわち此地、現ホテルオークラにおいて、孫文を総理とする中国同盟会が結成された。その後、中国同盟会が母体となった辛亥革命により、1912年、アジア史上初の共和国家、中華民国が誕生した。その意義を称え、同時に末永い日中友好を期して記念碑を建立する」 ★解説  虎ノ門ヒルズ駅か

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「『明星』発祥の地」

日本の浪漫主義文学、飛躍の地★ジャンル【文化】 ★場所 千代田区三番町22 ★最寄駅 JR、東京メトロ、都営市ヶ谷駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「東京新詩社(与謝野鉄幹主宰)の機関誌「明星」はこの地で刊行された。主要同人として高村光太郎、北原白秋、石川啄木、鳳(与謝野)晶子らが寄稿し当時の歌壇、詩壇に大きな影響を与えた」 ★解説  市ケ谷駅と九段下駅の間のやや市ケ谷寄り、東京家政学院大学の入り口にあります。別項で紹介している「子供のための音楽教室開設の地」と

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「原胤昭、出獄人保護事業を始める」(東京の更生保護活動発祥の地)

奉行所元与力が始めた更生支援事業★ジャンル【社会】 ★場所 千代田区神田神保町2-7 ★最寄駅 東京メトロ、都営地下鉄神保町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「元南町奉行所の与力の原胤昭は、1897年この地に『東京出獄人保護所』を開設し、出獄人保護の社会事業に尽力。同所は、1903年現在の神田須田町に移転した」 ★解説  靖国通り専大前交差点の南東角を少し南に向かった歩道植え込み内にあります。  更生保護とは、刑に服して出所した元犯罪者たちが再び罪に手を染めない

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