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「育英小学校発祥之地」(台東育英小学校創立地)

東京最古の6校の一つ

★ジャンル【学校】 
★場所 台東区蔵前4-16-16
★最寄駅 都営地下鉄蔵前駅

これまでの23区発祥の地一覧

★碑文
台東区解説板より
「明治二年(一八六九)三月、明治新政府は幕府・藩による政治体制にかわる新しい日本の構築にあたって、国民全体の教育の推進をはかるため、小学校の設置を定め、明治三年三月、東京に六つの小学校を設立した。その一つが、本寺境内に設立された「仮小学 第四校」で、現在の育英小学校の前身である。開校日は同年六月二十三日で、現蔵前・鳥越・浅草橋・柳橋・三筋付近に居住していた旧大名・旗本及びその家臣の子弟たちが入学したといわれる。したがって、当地は、明治五年八月の学制発布に先だつ、東京で最も早い公立小学校発祥の地である。当校は、明治七年四月中旬に医学館跡地(現浅草橋四丁目十七番付近)へ移転、明治十年八月、育英小学校と改称し、明治十八年十月に現在地(浅草橋二丁目二十六番八号)に移った」

★解説
 浅草線でも大江戸線でもよいので蔵前駅を出て、国際通りを横切った中の方にある精華公園近くに松平西福寺というお寺があり、その門前に碑が建っています。碑の揮毫は有名な日本画家の杉山寧(すぎやま やすし)で、同校の卒業生でした。
 この台東区の解説板にはちょっと問題があります。この学校を明治政府が作ったように読めますがそうではありません。別項でも書いていますが、東京で最初の小学校、6校を設置したのは当時の東京府です。
 台東育英小学校以外は、第一校が港区の源流院に(現・御成門小学校)、第二校が市ヶ谷洞雲寺に(現・番町小学校)、第三校が牛込万昌院に(現・愛日小学校)、第四校が本郷本妙寺に(現・湯島小学校)、第六校が深川長慶寺に(現・深川小学校)作られました。このうち第三校以外は創立地やその近くに記念碑や解説板があります。
 解説文の3月設立、6月23日開校というのもよくわかりません。現在の学校のホームページででは3月開校としていますが、他の小学校の発祥地などの記述を参考にすると、体制を3月に整え、実際の開校は6月だったようです。第

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