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東京23区発祥の地めぐり

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徳川家康の入府以来、日本の政治・経済、そして文化・芸能の中心都市として発展し続けてきた江戸・東京には、様々な物事の始まりの地があります。学校・企業・産業・芸術・風俗など、数多くの…
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2020年9月の記事一覧

「永坂更科発祥之地」

戦後に三つ巴の本家争い★ジャンル【企業】 ★場所 港区麻布永坂町13 ★最寄駅 都営、東京メトロ麻布十番駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「布屋太兵衛を商号とする祖先布商清助は、元禄年間江戸に郷里保科御大名の御好意で麻布十番近くの保科兵部少輔邸内の御長屋を借用晒布を行商、寛政元年八代目清右衛門は主君の薦めで麺舗に転業、代々布屋太兵衛を襲名す。郷里の地名の「更」と、保科家の「科」の一字を賜り「信州更科蕎麦処」永坂更科布屋太兵衛と名付け大方様の評判を頂く。保科家、増上

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「マイクロウエーブ幹線創始之地」

テレビ中継に欠かせなかった無線インフラ★ジャンル【産業】 ★場所 港区元麻布3−8−43 ★最寄駅 都営、東京メトロ麻布十番駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「昭和29年4月1日東京大阪間を結ぶマイクロウェーブ回線がこの地を起点として開通した。この回線は4000MHz帯を使用し周波数分割多重市外電話360回線または放送用白黒テレビジョン信号を、周波数変調方式により伝送するものであった。無線による周波数分割多重方式は昭和15年米澤滋博士が世界にさきがけ超短波によって

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「大銀杏由来の碑」(府立第三高等女学校[駒場高校]発祥の地)

名門女子校だった都立駒場高校★ジャンル【学校】 ★場所 港区六本木6−8−16 ★最寄駅 都営、東京メトロ六本木駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「この地は明治三十五年(一九〇二年)開校された東京府立第三高等女学校発祥の地である。太平洋戦争末期の昭和二十年(一九四五年)五月米軍機による東京大空襲により全校舎が焼失するまでの四十三年間、向学心に燃えた多くの乙女たちが学んだ由緒ある女学校の跡地でもある。この大銀杏は、同女学校第六回卒業生が、明治四十三年(一九一〇年)に

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「日本経緯度原点」(国立天文台発祥の地)

海軍、内務省、文部省の縄張り争いの末、誕生 ★ジャンル【社会】 ★場所 港区麻布台2ー2 ★最寄駅 東京メトロ日比谷線神谷町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「ここには、わが国の経度・緯度を決める基準となる日本経緯度原点が設置されています。この原点の経度・緯度の数値は、大正7年(1918)に文部省告示によって確定した「東経139度44分40秒5020、北緯35度39分17秒5148」でしたが、平成13年の測量法の改正により、最新の宇宙測地技術を用いて新たに「東経

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「日本国憲法草案審議の地」

日本側の新憲法案がGHQに突っ返された場所★ジャンル【社会】 ★場所 港区六本木1−8−7 ★最寄駅 東京メトロ南北線六本木一丁目駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「この地は、昭和二十一年(一九四六年)二月、連合国軍総司令部と、日本国政府との間で、日本国憲法草案について審議された跡地である。(この地は(財)原田積善会の本部があり、戦後に外務大臣官邸として使用されていた。)当事者は総司令部側代表としては、民政局長ホイットニー准将、民政局次長ケーディス大佐の両名で、日

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「日大三中・三高跡地碑」

創立年の前に40年近い前身★ジャンル【学校】 ★場所 港区赤坂6−5−30 ★最寄駅 東京メトロ千代田線赤坂駅 これまでの東京23区発祥の地一覧 ★碑文 「ここは昭和四年に創立された日大三中・三高の発祥の地である。教育環境の変化に伴い、昭和五十一年四月 町田市に移転した。されど、この地に思いを残しこの碑を建てる。」 ★解説  現在は建設会社の鹿島がある敷地です。  「昭和四年に創立」とありますが、実はその以前にかなり長い前身があります。  そもそもの始まりは1891年(

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「近代ボウリング発祥の地」

「発祥」というにはやや難があるもののブームの基礎に★ジャンル【スポーツ】 ★場所 港区北青山2−8−44 ★最寄駅 東京メトロ銀座線外苑前駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「1952年(昭和27年)12月20日、わが国初のテンピンボウリング手動式設備で、東京ボウリングセンターがこの地に誕生する。後年、自動式設備の登場と相まってブームを生み、レジャー産業の基盤を作り上げるきっかけとなった」 ★解説  外苑前駅から神宮球場へ向かい、「TEPIA 先端技術館」敷地隅に

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「赤坂消防署発祥之地」

珍しい「消防署」発祥の地★ジャンル【社会】 ★場所 港区南青山1−2 ★最寄駅 東京メトロ青山一丁目駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「赤坂消防署は、この地に大正十五年に誕生し、以来昭和三十年までの間地域と一体となって、協力と和のもとに防災の拠点としてその任務を果たした」 ★解説  青山ツインビルの南西角緑地帯の中にあります。  消防署の発祥地とはまた細かい発祥地ですが、ざっと調べた限り23区内の消防署・警察署で発祥地を記しているのはここだけのようです。消防署や

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「日本労働運動発祥之地」

キリスト教的「友愛」精神も日本労働運動の源流の一つ★ジャンル【社会】 ★場所 港区芝2−20−12 ★最寄駅 都営三田線芝公園駅 ★碑文 「大正元年(1912年)8月1日この地に在った基督教ユニテリアン教会「唯一館」において鈴木文治ら15名が「友愛会」を創立し、それ以来、我が国労働運動は継続して発展して来た。この故をもって、ここは我が国労働運動発祥の地であり、労働運動の主流を形成して来た由緒あるところである。この歴史と伝統を継承する日本労働会館と友愛会館は、友愛会創立66周

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「創業記念碑」(東京ガス発祥の地)

創業地に出戻りの本社★ジャンル【企業】 ★場所 港区海岸1−5−20 ★最寄駅 JR浜松町駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 「帝都瓦斯事業ハ其初メ官営トシテ計画セラレ此地芝浜崎町ニ瓦斯製造所ノ建設セラレタルハ明治六年十二月ニシテ瓦斯供給ヲ開始シ銀座街灯ニ瓦斯燈ヲ点火シ行人ヲシテ驚異ノ眼ヲ瞠ラシメシハ其翌年ノ事ナリ後民営ニ移サレ明治十八年十月ニ創立セラレタル我社ハ此地ニ於テ事業ヲ継承セリ爾来物換ハリ星移リ我社ハ他ニ移転シ瓦斯製造所モ廃毀セラレタリ本年創立五十周年ヲ迎

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「最初の芝区・麻布区・赤坂区役所跡 近代地方自治の発祥」

現代に連なる地方自治体の創設★ジャンル【社会】 ★場所 最初の芝区役所跡 港区芝公園2-3-2 安養院     最初の麻布区役所跡 港区元麻布3-10-5 龍澤寺     最初の赤坂区役所跡 港区赤坂7−3−39 高橋是清翁記念公園 ★最寄駅 芝区 都営浅草線・大江戸線大門駅      麻布区 都営大江戸線麻布十番駅      赤坂区 東京メトロ青山一丁目駅 これまでの23区発祥の地一覧 ★碑文 (最初の芝区役所跡) 「明治初期の地方制度は、改正がくり返され、東京の行政

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「詠唱発祥の地」

浄土宗の「御詠歌」組織化を記念した碑★ジャンル【文化】 ★場所 港区芝公園4-7-35 ★最寄駅 都営地下鉄三田線御成門駅、芝公園駅または都営浅草線・大江戸線大門駅 ★碑文 「浄土宗は、終戦直後の昭和21年、国は焦土と化して、身も心も路頭に迷う人々に心のやすらぎと生きる希望を与える教化活動として、時の浄土宗教学部長吉水智承師を中心に、古くて新しい詠唱、浄土宗吉水講をこの地増上寺境内に開きました。第一回詠唱講習会が、松濤基道師、鈴木錦承師を講師として総本山知恩院に於て開催され

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