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ジョグの必要性

今回の記事は800メートルを専門としているランナーに向けて書きました。
私の感覚では、800メートル走は6割が持久力で残りの4割がスピードだと思っています。なので、持久力(5000メートルのタイム)を高める事を何よりも優先する事が大事であると考えます。現在は冬季練習の時期なので大きな試合もありません。全体の6割を占める持久力を養うには丁度良いタイミングだと感じています。

さて、持久力とは言っても具体的にどれくらいの力が必要なのかを以下に示します。

①1分59秒を目標とする場合
5000メートルの自己ベストが16分20秒以内

②1分55秒を目標とする場合
5000メートルの自己ベストが15分50秒以内

③1分52秒を目標とする場合
5000メートルの自己ベストが15分20秒以内

④1分49秒を目標とする場合
5000メートルの自己ベストが15分0秒以内

⑤1分47秒を目標とする場合
5000メートルの自己ベストが14分45秒以内

⑥1分45秒(日本記録)を狙う場合
5000メートルの自己ベストが14分30秒以内

以上が必要であると思っています。800メートルが1分台の選手は、元々の走る素質が高いので400メートルから5000メートルまでの距離ならある程度は走れる場合が多いです。しかし、ジョグやペース走を嫌う選手が多いのも事実です。是非ともジョグから逃げずに戦ってほしいです。

ジョグの効果

ジョグの効果は大きく分けて2つあります。
1つ目は長く動き続ける事が出来るようになります。800メートル走は2分間で終わるとは言え、ラスト300メートルはとんでもなく長く感じます。ジョグをしている選手とそうでない選手とでは動きの余裕度に明らかな違いが出てきます。
2つ目はフォームの安定です。
無駄のない美しいフォームで走れるようになります。余計な動きがない事で、力感が全くないのに速いという理想的な走りが可能になります。

ジョグの頻度

最後はジョグの頻度についてです。
私の考えではジョグは1週間に3回+LSDで良いと思います。3回のうち一回は1キロ4分ペースで10キロ以上を走り、残りの2回はポイント練習の後で5〜8キロ程走れば十分です。LSDは初めは60分で徐々に時間を伸ばしていけば良いです。最長でも120分までで良いです。

ジョグは走りのベースを作る上で1番大事です。また、長い距離を走る事で精神的にも強くなれます。私のオススメは友達と一緒に走る事や、音楽を聴きながら走る事です。まずは騙されたと思って2週間続けてみてください。走りに変化が起きる事でしょう!


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