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【言葉】誰が話したか

「誰」が話したのかより

「何」を話したのかの方が重要

と思われる方も多いでしょう。



ですが「誰」という要素は

とても大切なことです。



シンプルな例えを言えば

「男女平等は素晴らしい」

という話を

男がするのか

女がしたのか

ということによって、その意味合いが

微妙に違っているように感じられるでしょう。



言葉はそれを発した人間と

密接に結びついています。



言葉を話した人と、言葉の内容

その二つが一になり

単に言葉という意味ではくくられない

言霊とも言えるような、独特な意味が生まれるのです。



そして、その言霊こそが

真に活きた言葉なのだと思います。



ただ、一たびその人から言葉が放たれて

その人のことを知らない人に辿りつくと

良くも悪くも言葉は

独立して存在していくことになります。

その人と結びついていたときとは

まったく違う意味を帯びることになります。



人から独立した言葉は

無機質なものとなりますが

それはそれで別の意義が発生します。

客観的に冷静に意味を眺めるために

必要とされる意義です。

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