人は我意にしがみつき、隣人と我の境遇を比べる限り、際限なく不幸になれる。かといって我意にこだわらず、比較をやめたとしても幸せになれるわけではない。不幸の対義語は幸せではなく「不幸ではない」なのだろう。だが我意に執着せず、あるがままを受け入れることができれば、安寧の境地には至れる。

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