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色々なダブルケアの物語【3】

今日も相変わらず、眠たいなぁと思いつつ…noteを💦

今日から98日後、2月2日はダブルケアの日。そして、2月にはダブルケア月間です。

子育てと介護が重なることをダブルケアといいます。100人いたら100通りのダブルケアがあると言われています。

ところで…どんなダブルケアがあるでしょうか?
あなたの近くにも、もしかしたら、いるのかも?

そう、「まだ、ダブルケアじゃない!」と思っていても、すでにダブルケアと呼べるものだったりする場合もあります。


とある家族の物語を。

きょーちゃん(男性)は30才。
年中さん(5歳)の娘、妻のくーちゃんがいます。

車で30分ぐらいのところにきょーちゃんの実家があり、くーちゃんの実家は他県です。

きょーちゃんは、3人兄弟。
お姉さんが2人います。
お父さんが69歳、お母さんが66歳。
2人とも退職して、仲良く暮らしていました。
ところが、お父さんが病気をして、入退院を繰り返すように、お母さんはあまり笑わなくなりました。

そんなお母さんが心配なので、きょーちゃんは、くーちゃんに時々様子を見に行ってと頼んでいます。

忙しいきょーちゃんの頼みに、なるべく、答えたいと、1週間に数回、娘ときょーちゃんの実家に顔を出していたくーちゃんですが…

最近、娘が「おじいちゃん、おばあちゃん家より公園に行きたい!」というので…悩んでいます。

とはいえ、娘と顔を出すと、お義母さんがすごく笑顔になり、「生きがい」というので…なんだか行く回数を減らすのが悪い気がしてくるのです…

とはいえ、くーちゃんにとっては、娘を可愛がってくれる大切なきょーちゃん(夫)の両親、とはいえ、なんだかストレスが無意識に溜まります…


この状況は、ダブルケア??

実は、ダブルケアに当てはまります。
ダブルケアとは、育児と介護の同時進行というのが狭義、広義では、2つ以上のお世話が重なることを言います。

この場合、定期的に会いに行っているだけで、お世話(ケア)という解釈が一見、わかりにくいですが…

あまり笑わなくなったというお義母さんの状態に対して、お義母さんのメンタルのケア(サポート)を意識しての訪問。
また、娘さんの存在。
娘さんが楽しんで着いてきてくれたときはいいけれど、行きたがらないときもありますよね。

そんなとき、くーちゃんは板挟みになっているように感じます。

お義母さんと年中さんの娘のダブルケアです。

ケアの捉え方は、お世話のこと。
診断名の有無ではありません。
診断名がついていなくても、気がかりでお世話しているケースも多いかと💦

そんな場合、旗から見たら遊びに来ているだけのよう思われている場合も。

そこにケアの意味合いがあり、まるで義務のように、しなきゃと捉えて負担を感じているくーちゃんがいて、お義母さんのケアがあり、ダブルケアしています。

くーちゃんだけではなく、息子のきょーちゃんがもっと自分が関わる工夫をすること。
2人の姉にも参加してもらうこと。

お母さんだけではなく、入退院を繰り返すお父さんのことも、皆でチームとして、ケアし合える関係を作ることがこれから大切になると思います。

介護が必要になってから介護をするではなく、親の生活と接点を持ちながら、無理しないペースで関わること、その工夫が大丈夫だと思います。

また、息子や娘と、そのパートナーとでは、同じ人(対象者)であっても、その人との関係の違いから、感じるストレスに違いがあります。

このケースに関して、くーちゃん任せにしないで、また、娘さん以外の生きがいを持ってもらえるように意識するという点が大切だと感じます。


この物語は、ダブルケアを身近に感じてもらいたいなと創作したフィクションです。




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