国語の偏差値が4ヶ月で10アップした例
Skypeでのオンライン家庭教師をはじめて約1年、受験シーズンを終え、新たなシーズンを迎えることとなりました。
中学受験の国語を継続的に見ていた生徒さんの国語の偏差値が、担当させていただいてから4ヶ月くらいで50台後半→62.9→65.7→68.9と、約10ポイント以上アップしたことがありました。その生徒さんとどういうことをやってきたか、振り返ってみたいと思います。
その生徒さんとやっているのは、公開模試の復習です。
・なぜこの問題を間違えたのか?
・間違えた問題には、どういう論理構造があったか?
・その論理構造は、【以前復習したときにも】同じようなものが出てきていなかったか?
・正答率が高い(低い)ときには、本文中の根拠はどのような位置関係にあることが多いか
・この問題は取るべき問題か、後回しにすべき捨て問か
・設問文中に、解答のヒントがなかったか
などなど、徹底的に分析していきます。
そして継続的なレッスンによって、本当の効果が発揮されるのは、上記の3つ目の項目、
・その論理構造は、【以前復習したときにも】同じようなものが出てきていなかったか?
この検証ができること!これに尽きます。
文章の論理構造は、読者に伝えようと書かれている以上シンプルなはずです。でも、試験中に解答しているときには、そのシンプルさが見抜けないんです。でも、しつこいですが、本当はシンプルなんです。じゃあ、次回、それを本番中に見抜くにはどうしたら良いか、を考えていきます。
また、
「どの問題が難しく、どれが簡単なのか」を見抜く力も大切です。教える方は正答率の結果が出ているので教えやすいです。しかし、その問題を初めて本番中に見て、判断しなければならない受験生は大変です。
点数を取る上で、大事なのはそういったところなのですが、そこまで僕が60分で話したとしても、その上で、生徒さん本人が自分の頭で考え抜かない限りは身につきません。
今回、生徒さん自身がしっかり考えて復習を重ねたことで、結果がついてきたのかな、と思います。
(追記:ちなみに、その生徒さんは関西の最難関男子校に入学しました。5年生のときに偏差値50台後半でも、こういうことが起こるんですね。まあ、算数は得意だったみたいですけどね・・)
今回はうまくいった例をご紹介しましたが、今まさに戦っている生徒さんもいます。担当する生徒さん全員、このまま順調に行って欲しいです…!
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