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動けない僕が感じた「動く」意味

突然ですが
僕、とあることをきっかけに動けなくなっちゃった時期がありました。

うつ状態ってやつです。

夜は眠れず、朝は起きられない。
目が覚めても布団から出られずただただ時間が過ぎていく。
お腹が空いても別に食べなくてよい。
嬉しいも悲しいも感情が動かなくなって、
自分に嫌気がさしてくる。
そのうちに人との関わりを避けるようになっていく。。

そんな「動けない」を経験したからこそ気づけたこともあったので
書いていこうと思います。


動けなくなって痛感したのは、

動かないと何も始まらない

ということでした。

たとえば、起きてカーテンを開けたら光が入ってくるし、窓を開ければ風が入ってくる。
そういう刺激が入ってこないと生活に変化がなくなっていっちゃうんですよね。
時間の区切りがなくなって1日が始まらないという感覚でした。
何気なくしていることだから、気づかずに通り過ごしていたことも生活のアクセントになっていたんだなということに気づきました。
そういう意味では、四季の移ろいって変化を感じられるきっかけになっているんだなと思いました。

そして、もう一つ。
人との関わりがなくなると、今の自分状態が分からなくなります。
人と会って会話をしたり、LINEでやりとりをする。
そういうコミュニケーションの中で言葉にすると、「あ、こんなこと思ってたんだ。」って自分の思っていることに気づいたり、感情が動いたりして、自分を客観視できる。
けど、そういう関わりがないと自分のことを知る術が自分の頭の中しかなくなって、外から入ってくるものがなくなります。
こうなると自分の中で思考が堂々巡りを始めるので、生活に変化がなくなっていきます。
まさに負のサイクルから抜けられない感覚ですね。。

「やばい。どうしよう。」
「あれしなきゃ。これしなきゃ。」
時間だけが過ぎ、、、
「やばい。どうしよう。」
「あれしなきゃ。これしなきゃ。」
の繰り返し。

同時に、なんとかしたい!という漠然とした気持ちはあって、
日記をつけることにしました。
できたこととか、ちょっとでも変わったこととか、ノートに書いてみます。

・朝起きれた
・お風呂に入れた
・人に挨拶ができた

書いてみると、
言葉にする前にはできたと思えてなかったことが、できたことに変わったんです。
「あ、できたことあったんだ。」ってほんのちょっぴり気持ちが上向きになるんです。
そしたら、動かなかった気持ちが動いているってわかるようになりました。

僕の中で
「動く」=「行動」
というイメージがあって、
人様に言えるような、行動していて素晴らしいねって言われるような
ことしてないと行動したって言えないと思い込んでたんです。

でも僕が行動したことは
朝起きれたってノートに書くことです。

もしかしたら、
「動けない」と感じていた僕は「動かしていなかった」だけなのかもしれません。


動くと始まる。


おしまい。

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