ペンキの洪水の中で
どんどん増水して冠水する外を尻目に
公共施設の玄関でぶちまけられたツンとする消毒液を外にだすためにドアを開けている
いよいよ腰くらいまで水につかりながらもなぜか消毒液を出すことを優先している
残ってるのは俺と全く知らない同学年?の男女1人ずつの計3人
ひたすら掻き出す
そこに疑問は感じない
場面は移り、全て終わったようで3人で一息ついている
外を流れていた水はどうやらペンキだったようで、3人の体と外のあらゆる場所は
パステルピンクを基調としたターコイズブルーとライトイエローの迷彩柄に染まっていた
そしてなぜか視界の先には夕焼けをバックに3対のパッチワークの怪獣
それを見て3人で純粋に笑っていた
何を思うでもなく達成感に満ちた穏やかな心で笑っていた
目が覚めて
夢の意味は全く分からないけど、大変な状況を乗り越えた先に奇抜な色に染まった自分と景観があって、
そんな状況ながら体の汚れなんか気にも留めず、初対面のはずの3人で一つのことを終えた達成感からか、ただ穏やかに笑いあっていた。
そのあまりに純粋な感情の共有が、最近現実で感じられていない類のものだった気がして書き残すことにした。
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