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手の倫理【本の紹介】

写真は、書籍「手の倫理」にわたしなりの帯を作ったもの。
この本はタイトルにあるとおり、
「さわる」と「ふれる」の違いから語られていきます。

さて、わたしのお勧めは、
「安心」と「信頼」の違いを明らかにした章です。

実際の経験に基づいて本の帯を
作ってみました。

4ヶ月前に知り合った知人がいます。
一週間前に「夕方◯◯時に××駅で待ち合わせ」と約束しました。
当日のお昼にLINEで
「今日、予定通りでいいですか?」と送りました。
しかし、未読のままです。
そうこうするうちに、移動を始めないと××駅に◯◯時に到着できない
タイミングになりました。
この時、
みなさんなら、どうされますか?

既読になることを待ちますか?
そして、既読になったら
待ち合わせ時間をズラすか
場所を変更する交渉をする。
合理的ですよね。失敗もなさそうです。

わたしはこの日、未読のままでも
移動をはじめました。
さて、これは
安心」からの行動でしょうか?
それとも、
信頼」からの行動でしょうか?
この本は、その違いを明快に示しています。

ここから先は、本の内容を含みますので、知りたくない方はパスしてください。


結論から言うと「信頼」です。
もしかしたら、相手は事情があって来れないかもしれない。
既読できないほど、忙しいかも。
 でも、相手を信じて、
 行ってみよう。
 相手が来なかったら、
 仕方がないと割り切ろう。

ザックリいえば、こんな感じです。
リスクを自分の責任でとります。

では、「安心」はどうか。
未読のままだけど、
 相手は何がなんでも来るはず。
という、感じです。
リスクととらえず、相手が来ない
ことすら想像しません。

さて、実際の体験の話にもどります。
約束の時間の30分前に××駅の近くを歩いていると、
既読になりました。そして、
「予定通り」と返信ありました。 
その時、本で読んた信頼の箇所を
思いだしました(自分で発見したものは忘れませんね)。

信頼がどんどん重なり、繰り返されると安心へと変わります。

考えてみれば、わたしが信頼を積み上げたいときは、
どんな小さな約束も守ります。
信頼を積み上げている間柄が
一番充実しているように思います。


週末に、この本を勧めてくださった知人が主催する勉強会に
参加してきます。
テーマは「内省」です。
どんな発見があるか、楽しみです。


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