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【J2第3節 vs京都 プレビュー】Re:速さが勝つか、ピーキーさが勝つか【19分までの簡易レビュー有】

どうも、京都で一番好きな寺社仏閣は三十三間堂でおなじみ、コルクです。(デジャヴ)

試合概要

 3月13日(土)に雷雨の影響により中止となりました、2021明治安田生命J2リーグ第3節・京都サンガF.C.戦[14:00キックオフ@NACK5スタジアム大宮]は、3月24日(水)にNACK5スタジアム大宮にて、代替開催することが決定しましたので、お知らせします。
 なお、本試合は、中止が決定した前半19分(大宮0-1京都)より試合を再開することが決定しております。

■試合情報:J2リーグ 第3節 大宮アルディージャvs京都サンガF.C. @NACK5スタジアム大宮
■試合日時:2021.3.24.Wed 19:00 K.O.
■試合経過:大宮 0-1(0-1/-) 京都 ※19分経過時点
■得点者:
18分:武富孝介(京都)
■両チームのスタメン:

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19分までの簡易レビュー

大宮は今までの試合と同様にロングボールでCFのハスキッチのポストプレーを使い、SHや中野が速い攻撃をすることを狙いとしていた。京都はボールへの寄せが速い=食いついてくれるので、前2試合と比べて効果的に攻撃が繰り出せていたように思われる。
守備では京都の少ない人数で行われるビルドアップに対して、陣形をコンパクトにし、積極的にプレスをかけてインターセプトを狙っていた。
一方で京都は、ビルドアップを2CB+アンカーを中心に展開。高い位置をとるSBやボールを受けに来るIHやCFのウタカを利用して大宮の4-4の守備ブロックに積極的に穴を開けようと試みていた。
守備では前からプレスをかけてパスコースを制限。相手(大宮)がロングボールを蹴りだしたところを対人に特徴のあるCBと運動量に特徴のある中盤3枚で回収する事を目的としていたと思われる。

スタッツ・データ

■通算対戦成績

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■2021 現時点成績

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大宮アルディージャ

■前節の試合概要

■試合情報:J2リーグ 第4節 SC相模原vs大宮アルディージャ @相模原ギオンスタジアム
■試合日時:2021.3.21.Sun 16:00 K.O.
■試合結果:相模原 2-1(0-1/2-0) 大宮
■得点者:
25分:矢島輝一(大宮)
88分:失点
90+3分:失点
■スタメン:

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■前節の試合内容

※詳しくは上記のレビューを読んでください。

大胆なターンオーバーを敢行した大宮。京都戦のメンバーから翁長以外の10人を変更し臨んだ。また、この1戦でU18卒1年目の大澤と特別指定選手の鈴木がJリーグデビューとなった。

嵐と言っても過言ではない中で行われた試合は大宮が多くの時間ボールを握る展開で進んでいった。大宮は5-3-2のブロックを敷く相模原に対して大宮はSBを高い位置に上げ、SHを中央に置いて攻撃を展開。
攻撃の形としては、相模原が中央の守りをかなり固めていたこともあり、中央に人数をかけて崩す形が前2試合よりもよく見られた。
守備では前2試合ほどボールを奪いに行く姿勢は見せなかった。相模原の攻撃はロングボール主体であったので、CFは中盤へのパスコースを切りつつ相手DFを制限していく形をとっていた。
1点リードしたまま後半の最終盤を迎えたが、甲府戦に続いてCKから失点。すると、ATに立て続けに失点。
守備やゲームの終わらせ方の課題を露呈する結果となってしまった。

京都サンガF.C.

■前節の試合概要

■試合情報:J2リーグ 第4節 京都サンガF.C.vsジュビロ磐田 @サンガスタジアム by KYOCERA
■試合日時:2021.3.21.Sun 14:00 K.O.
■試合結果:京都 3-4(0-1/3-3) 磐田
■得点者:
42分:失点
47分:ピーターウタカ
52分:失点
55分:ピーターウタカ
59分:失点
83分:失点
90+5分:三沢直人
■スタメン:

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■前節の試合内容

京都の前節からの変更点はWGの宮吉が野田に変わった点のみ。京都はかなり属人的なサッカーをしているので、まぁ当然と言えるであろう。

全体としてかなりインテンシティの高い試合となった。
京都は2CB+アンカーを最終ラインとし、SBを高い位置に上げる普段とあまり変わらない形でビルドアップ。前節まではウタカが下りてきてボールを持ちたがるのでポストプレーをする選手がいなくなるというシーンもあったりしたが、185cmの野田を起用することでその問題が解消。割とラフなロングボールのパスコースの1つとなっていた。
守備では前から連動しながら強くプレスをかけていった。後退してからの守備は基本的には4-3のブロックを形成しはするが、その中でも中盤の選手はかなりボールに食いつく印象だ。そこを上手く利用された例として磐田の1点目があげられる。
後半は攻撃意識が強すぎたのかまたは体力的な問題か、京都の1stプレスが上手く機能せずに、SBが空けたスペースへのIHやCBのカバーリング間に合わなくなるシーンが散見された。磐田の選手の高い足元の技術やCFのルキアンの効果的なランニングにかなり後手を踏んでいた印象だ。
攻撃はあまり前半と変わらず。中央でボールを引き出しつつ、相手が密集してきたら大外のSBを使うといった形だ。
後半の京都は、攻撃時の数的優位のためにとっている守備時のリスクが、攻撃時のリターンを上回ってしまったといったところだろうか。後半に獲得した得点は両チーム同じではあるものの、より理想的な展開で試合を進められたのは磐田の方であろう。
京都は最後の最後まで自らのスタイルを曲げずに戦ったが、結局は3-4での敗戦となった。

試合展望

「エンタメ的な意味で面白い試合になるのではないかなと。お互いに守備時はボールへのアタック志向が強く、攻撃に掛ける時間は少ないという共通点がある。よって、かなり攻守の入れ替わりが激しい展開が予想される。」
これは前回の京都戦プレビューで書いた文言だが、実際に19分ほど戦ってみてやはりトランジション合戦といった様相を呈していた。
途中から再試合となった今節だが、展開としてはあまり変わらない高強度な試合となるであろう。その点では大宮は多少有利である。何故なら京都はスタメンをほぼ全員を第4節で起用したのに対して、大宮は逆にほぼ全員を休ませたからである。またホーム開催ということもあり、移動距離の点においても大宮に利がある。
京都としてはリードしていることもあり、体力を温存したサッカーも出来なくはないが、まぁほぼ確定でそのような事はやらないと言って良いであろう。シーズンの序盤で自らのスタイルに相反する事をするとは考えにくいうえ、少なくとも筆者は今季の京都が「温存するサッカー」をしているのは見たことがない。
よって、我々(大宮サポは特に)はあまり得点差を気にしなくても良いし気にするべきでもないというのが筆者の見解だ。

さいごに

水曜日は雨降らないみたいですよ。

出典



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