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【動画感想文】バズ・ライトイヤー14カ国で上映禁止 同性描写巡り(6/16 虎ノ門ニュース)

YouTubeを始め動画を見ながら日本と世界について考える「動画感想文」。最近見た動画について、オススメする意味も込めて感想文を綴ります。

今回の動画はこちら。

バズ・ライトイヤーというディズニー映画が、同性愛の描写を理由にイスラム圏の国々で上映禁止となっているというニュースです。

リベラルを自認する人たちは、イスラム教徒も同性愛者もみんなが仲良く共存する「多様性」を説きますが、実際にはイスラム教徒は同性愛者を受け入れられず、共存など望んでいない、という解説です。

偽善、という言葉が浮かびます。

いわゆるリベラルの人たちは、すべての人がすべての他者を受け入れて共存・共生する世界を「あるべき姿」と捉えていますが、それはあくまで「あなたが思う、あなたの理想」であって、決して世界の人が皆他者を受け入れ共存したいなどと思っているわけではありません。

あなたがそれを理想とし実現しようと努力することは否定しませんが、他者に強制することは出来ません。「同性愛者が許せない」という価値観を持った人をあなたが受け入れられないのであれば、それはあなた自身が「多様性」を認めていない、ということです。

相容れない価値観を持つ者同士は、互いに境界線を守って必要以上に相手に干渉しないというのが、大人としての現実的な対応でしょう。

無理に同じ空間にねじ込んでおいて「多様性を認めろ」などというのは多様性でも何でもなく、価値観の押し付けです。

そこには「私の考えは立派で先進的で正しいが、あなたの考えは粗野で後進的で間違っている」という傲慢さを見て取ることができます。

それぞれの空間に離れて存在する自由はないのでしょうか。
それぞれの価値観を守って暮らしていく自由はないのでしょうか。

「グローバル」などという言葉に代表されるように、国境など境界線をなくすことばかり強調される昨今ですが、境界線の大切さも改めて認識する必要がありそうです。

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