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「鋳物」は職人魂がこめられた、ものづくり最古の技術

こんにちは、「栗田産業(KURITA)」です。
初投稿では、わたしたちの自己紹介をさせてもらいました。
「鋳物(いもの)」という言葉をはじめて知った、という方もいらっしゃるかもしれません。

日本では、銅鐸(どうたく)や東大寺の大仏像につかわれていた最古の技術のひとつ。

今もその技術を受け継ぎながら、少しずつ進化しています。
今回はそんな、まだまだ知られていない「鋳物」のつくり方についてご紹介します。


鋳物ができるまで

①木型づくり
クライアントから製品図面をいただき、原型となる模型を作成。
用途や生産方法によって、木型・金属型・樹脂型を使い分けます。


②造型
創業以来、栗田産業が独自につくりあげてきた造型ライン。
安定した品質を確保すると同時に、安全な作業環境を生み出しています。


③かぶせ
下型と上型を合わせる“かぶせ”の作業。
製品の形状が悪くなる原因である、型の小さな隙間やズレがないよう、熟練の技術と卓越した技能によって慎重に行います。


​​​​​​④溶解
製品の元となる“元湯”をつくりあげます。
不純物の除去や成分の調整、そして全溶湯の化学成分分析を行い、品質を保ちます。


⑤注湯
成分調整をした溶湯を鋳型に注ぎ込みます。
一定の速度による注ぎ込みが安定した品質をつくりあげます。


⑥解枠・仕上げ・塗装
できあがった製品を砂型から取り出し、バリと呼ばれる不要部分を取り除きます。
その後、塗装をおこない仕上げへ。


⑦品質検査
内部欠陥の確認・硬度・寸法・形状などの検査を実施。
また、引っ張り試験などをおこない、材質の機械的特性を確認します。


・・・・・
このように、金属をとかして型に流す、といえどたくさんの工程があり、とくに型をつくるまでには、鋳造所それぞれの技術がつまっています。
また、当然ですが、作業場はとにかく暑い!熱い!
ゴーグルやマスクといった安全対策を行いながら、今日も熟練の職人たちが鋳物づくりに励んでいます。


鋳物が活躍するところ

そんな長年の歴史と技術がつまった鋳物は、わたしたちの生活のあらゆるところに存在しています。
産業用ロボットのボディなど、目にする金属製品の多くは鋳造の技術が活用されていて、その技術なくして今の生活は成り立ちません。
「栗田産業(KURITA)」でもそんな、わたしたちの暮らしやこれからの未来を担う企業へ、鋳造技術をつかった製品・部品を提供しています。
今あなたが手にしているスマートフォンや毎日乗っている車にも、もしかしたら栗田産業メイド、が使われているかも……!

ぜひ、そんなことをイメージしながら生活してみてくださいね。


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