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わたしのフィルムカメラ遍歴が誰かの参考になったらうれしい

フィルムカメラをはじめてみたい。で、結局どれを買えばいいの?

みたいな質問あるじゃないですかたまに。あれけっこう迷っちゃうんだけど、わたしが使用してきた中で、わたしなりの回答を、ここにひとつまとめておきます。

どうせいつか買うからLeicaにしなよ。

とか言わないので安心して見ていって欲しいと思います。どうも、クリハラ(@kurit3)です。

・絞り優先の一眼レフ機はバランスが良い
・写りが良いフィルムコンパクト機は意外に満足度が高い
・より小さくて簡単なフィルムコンパクト機
・フィルムカメラもAF機がある
・一周まわってやっぱり機械式フィルム一眼に憧れる

こんな感じでお送りいたします!

絞り優先の一眼レフ機はバランスが良い

結論から申し上げますと、わたしが最もおすすめするフィルムカメラは、このMF絞り優先の一眼レフです。

絞り優先、絞り優先AEなどと呼ばれるモード。細かい内容は大きく割愛して、自分でF値を選んで、シャッタースピードはカメラ任せ、って感じです。

わたしが使ったことがあるのは、PENTAXのMV-1とMEsuperの2つ。

(↑PENTAX MV-1 外観)

黒いボディがカッコいい……。MV-1、MEsuperともに巻き上げレバーのグイッと感や、ファインダー越しに風景がクリアになる瞬間、シャッターの感覚と手に跳ね返ってくるミラーの感触など、フィルムカメラで撮影する楽しみを存分に体感できるカメラでした。

(↑PENTAX MV-1 作例)

(↑PENTAX MEsuper 作例)

写りが良いフィルムコンパクト機は意外に満足度が高い

しばらく使っていくと、もうちょっと小さいのを持ち歩きたいなーって思うようになっています。なので、ここでフィルムコンパクト機を提案したい。

(↑MINOLTA HiMATIC E 外観)

(↑OLYMPUS 35DC 外観)

コンパクトフィルムカメラ。明るい単焦点レンズと、巻き上げレバーが着いているタイプを選んで使っていました。外観も最高にクール。特にMINOLTA HiMATIC Eについては、その描写も好きなので、好き。

(↑HiMATIC E 作例)

撮影も簡単で、ピントを手動で合わせて、あとはシャッターを押すだけ。たまにピントや露出を外すけど、それもご愛嬌ということで。

レンズが大きいコンパクトフィルム系統は、YASHICAとかKONICAからも出てるので、完動品さえあれば買いだと思う〜。ピントの合わせ方が、目測なのかファインダー内で確認できるタイプなのか、確認したほうがよいと思います。

より小さくて簡単なコンパクトフィルム機

さらに、もうちょっと軽くて持ち歩きやすいフィルム機が欲しいなー。ってなります。なってくる頃だと思います。そこでコンパクトフィルム機をチェックしはじめるでしょう。それが人情というやつ。

(↑PENTAX PC35AF オートロンⅡ 外観)

プラスチック製のコンパクトフィルムカメラは軽さがメリット。単焦点レンズで写りも良く、ピントも露出もオートな簡単カメラ。このあたりは色んなメーカーがいろんなタイプを出しています。OLYMPUSX XAシリーズ、CANON AUTOBOY、Nikon L35AFなどなど。

(↑PENTAX PC35AF オートロンⅡ 作例)

より詳しいレビューはこちら。
フィルム初挑戦の人にもオススメのコンパクト機【PENTAX PC35AF-M】

質感が落ちて安っぽくなりがちなのが気になる方は、高級コンパクトフィルムたちをチェックするといいのではないでしょうか。CONTAX T2とかRICOHのGRシリーズとか。

わたしはPENTAXのESPIO miniを最近購入しました。

(↑PENTAX ESPIO mini 外観)

(↑PENTAX ESPIO mini 作例)

(↑PENTAX ESPIO mini 作例)

軽くて持ち運びやすいコンパクトフィルムカメラ、単純にシャッターチャンスが増えるので楽しいと思います。日付入れられるの良いよ。

フィルムカメラもAF機がある

フィルム一眼レフカメラにも、オートフォーカスが使えるカメラがあります。誰にでも使いやすいカメラとして、多く出回ったそうです。MINOLTAのαシリーズなんかはAマウントのレンズも含めて評判良いですね。

わたしが使っているのはPENTAXのMZ-3。

(↑PENTAX MZ-3 外観)

オートフォーカスのフィルムカメラの全盛期は、ユニークなデザインのカメラが多いです。当時は最先端のものだっのでしょうが、いま見るとちょっと昔の家電っぽい「ダサい」感じも否めない。そこがまた良い!!

このMZ-3については、AFフィルム機でありながら、クラシカルに回帰したようなデザインになっています。でかい液晶がついてるより、物理ダイヤルで操作した方が、結局安定するし使いやすいということでしょう。使ってみて実感します。

最近の作例はこちらに詳しく
PENTAXのフィルムカメラMZ-3で好きな花を撮る(作例) #クレマチス

一周まわってやっぱり機械式フィルム一眼に憧れる

一周まわって、みたいなところある。機械式カメラというのは、簡単に言うと電池を使わずに動くカメラ。(露出計の電池は除く)

メカニカルな機構、歯車やバネで制御するロマン要素が満載。

わたしはPENTAXのKXと、MXを使っています。どちらも露出計を内蔵していますので、破綻なく撮影できます。ゆっくりとしたペースで撮っていく感じ。

(↑PENTAX KX 外観)

KXを小さくしたやつが、MXです(ざっくり)。

(↑PENTAX KX 作例)

(↑PENTAX MX 作例)

PENTAX MXの作例はこちらにも

機械式のカメラはアクシデントがあったとき、修理が可能な場合があります。長く使っていくつもりなら、機械式カメラの名機を最初に持つのも良いと思います。

OLYMPUSのOM-4とか、Nikon F3とか1回使ってみたいですね。

好みによる!

ながながと書きましたが、好みによるところが大きいので、参考程度に軽くトライして欲しいと思います。

「写ルンですはコメントが難しい」「ハーフカメラも楽しいよ」「iPhoneで充分って言う人がうらやましい」みたいなネタを書きたかったのですが、今日はここまでにします。

ありがとうございました。良きカメラに出会えますように〜

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