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バンコク7年超えのアラフィフによるバンコク移住ガイド その4 ビザ 銀行口座 編


こちらもお読みいただければ、ありがたいです


ビザについて


最初にぶっちゃけ、お伝えしたい事は、

最初から、あんまり、ビザについて難しく考えすぎない方が良い

ということです。


いままで、沢山の方から質問を受けてきて感じたのは、

移住前にビザ等、住むのに必要な事をあれこれ考えていたら、しんどくなって、結局止めてしまった

というケースがあまりに多いことです。

生真面目さからこうなるのかもしれませんが、別にアフリカに行くとか、片道12時間の飛行機の移動が必要な訳でもないのがバンコクです。


今は新型コロナ流行で難しいですが、移動制限が解除されたら、片道6時間程度で、週末だけでも来れるのがバンコクです。


とは言っても、ある程度は知りたい、という方に、ざっくりお伝えします。

(滞在条件は頻繁に変更されますので、あくまで参考としてお読みください)

バンコクには沢山のこのような日系サービス会社があり、非常に助かります

 

タイに長期滞在する方法

1)観光ビザを取る(最長滞在120日間)

 ・まずタイに入国して30日(以内)滞在します。

 ・30日の滞在期限前に近隣国(僕自身の経験もありますし、最近メジャーなのはラオス ビエンチャンです)に行き、観光ビザを取得することで60日の滞在許可が得られます。

 ・60日の期限が切れる当日にイミグレーションに行き、30日延長の手続きを取ります。

この流れで、最長120日と、およそ1年の3分の一の期間、タイに滞在することができます。

これは、下記後述しますが、留学ビザやリタイアメントビザよりも難易度は低いので、普通の方なら、ほぼ、大丈夫と言えます。

このように、とりあえず、3ヶ月くらい滞在、というのは難しくないので、最初にお話ししたように、

移住前から、あまり難しく考えすぎない方がいいです

ということなのです。


2)ビジネスビザ+ワークパーミットを取る

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タイの会社に就職する場合には、ちゃんとした会社であれば、ビザとワークパーミット(労働許可証)を付けてくれます。

僕の場合は、次の流れで取得しました。

・ノービザ入国した状態で、ラオス ビエンチャンに渡航

・2日間滞在して、初日で観光ビザ申請、2日目に受け取り、バンコク戻り

・観光ビザのステイタス取得した状態で、勤務先の会社にビジネスビザの申請準備をしてもらう

 少し面倒ではあるのですが、以前所属していた会社の時も同じ流れで、

一度はタイ国外に出ないといけない

というのは面倒に感じるかもしれませんが、ラオス観光したりと楽しい部分もあります。

なお、ビジネスビザの申請は、代行業者に依頼しましたが(日系企業の殆どはそうしています)、まあ、会社の登記簿関連やら、営業報告書やら、勤務状況の写真やら、実に多くの書類の山でして、自力での申請をあきらめなさい、と言われているように感じますね。

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でも、一度取得してしまえば、後に取得できるワークパーミットと同様、1年ごとの更新だけで、もう出国の必要もなくなるので、後はお気楽に滞在をエンジョイできます。

なお、出国する方に必要な手続きとしてはリエントリー パーミットというのもありますが、これは適当にググってみてください。


3)留学ビザ

 これは、現時点(2020年6月)で、非常に取得が難しくなっていると聞いています。

 僕が最初に移住してきた2012年には、友達でバンコクの英語学校(週に3回で非常にゆるかった)で留学ビザが下りていたのですが、あまりにゆるすぎでオーバーステイなどの問題が頻発したり、学校の方にも色々と問題があったりで、厳しくなった模様です。

まだ100%ダメ、ということではありませんが、新型コロナで基本的に外国人の入国のハードルを上げているトレンドの中で、あまり期待し過ぎない方が良いと思います。


4)タイランドエリートビザ

 フィリピン SRRVのような35歳超えたら取れるリタイアメントビザの制度が無いタイでは貴重なビザ。

詳細は下記に書かれていますが、要点だけ言うと、5年間で50万バーツ(約180万円)です。

空港送迎など付帯サービスもありますので、この金額でゲッとならない人は、割と簡単に取れるのでおすすめです。

新興国のビザの中には、地方自治体の開発案件、投資とセットになっているものがあって、正直、いつか無効になるのでは?といったものもありますが、タイランドエリートについては実績もあり、問題ないと思います。


5)リタイアメントビザ(ロングステイビザ)を取る

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50歳以上の場合、かなり取得が容易なのが、ロングステイビザです。

詳細は、下記のサイトが役立ちますが、ざっくり言うと、

80万バーツ以上(280万円以上)の預金残高か年金証明書(月収65,000THB以上又は年収80万THB以上)

が申請のための要件となります。他に無犯罪証明書などありますが、殆どの人には問題無いと思います。


中には、この預金金額がクリアできない人がいて、そんな場合にはビザ代行業者に手数料を支払えば、何故か申請できるサービスがあるのですが、要は、業者さんが見せ金を用意して、ビザ取得完了したら、すぐに口座から引き出す、という事です。

ただし、この手法は次第にチェックが入っていると聞いていますし、新型コロナにより、医療保険の加入をはじめ、外国人に対するチェックがゆるくなることはないと予想できますので、無理はしない方が安心と思います。


やらない方が良い、ビザランの繰り返し

タイ通を自称する人のSNS投稿などでたまに見るのが、

俺はビザ無しで毎月、陸路でタイに出入国を繰り返したり、日本とも行き来しているが全然大丈夫だぜー

みたいな武勇伝ですが、別にビザを取ることはダサイ事でも何でもない普通の事ですので、いざという時に入国禁止リスクが突然出てくる事をやるのは賢い行動ではないと思います。


年に数回、旅行でタイに来る人は全く心配ない


逆に真面目で心配性な方から聞かれるのが、

タイの入国制限に引っ掛からないでしょうか?

ということですが、年に5回とか10回くらいでも、数日滞在する位であれば、よほど挙動不審とかでもない限り、入国拒否にはなりませんから、ご安心ください。

僕自身、バンコクの日系企業で働いていますが、日本から毎月のように来るお客様で入国時に面倒があったということは全く聞いていません。


銀行口座について


日本人になじみの深いバンコック銀行(バンコク、ではないんですね)

とりあえずの短期滞在の場合には、銀行口座は不要だと思いますので、これもビザと同様で、

移住前から、あれこれ、考えを巡らせすぎて、疲れない

ことが大切だと思います。

タイでもフィリピンでも外国人向けの口座開設のルールは、割と頻繁に変わりますので、少し前に書かれたブログ記事を参考にして渡航してみたら、解説NGだった、というケースを多々聞いていますが、基本としては、

ワークパーミットや長期在タイビザが無い外国人の口座開設は出来ない場合が多い

という認識でよろしいかと思います。

殆どの方がクレジットカードを持っていると思いますし、海外キャッシングをうまく活用すれば、非常に低い手数料で現地通貨で引き出し可能ですので、このあたりは柔軟に考えるのが良いと思います。


タイからの海外送金はどうしている?

フィリピンで不動産売却のエージェントをしている関係で、月に一度くらい、フィリピンに海外送金することがあるのですが、銀行間送金ではなく、WESTERN UNION のサービスを利用しています。

最寄りの銀行支店でサービスがあるので、そこにいけば、いつも、待ち時間もなく、トータル5分以内で完了。すごく簡単です。

手数料も99バーツですから、まあ、気にならない範囲です。

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日本では、マイナンバーが必要ですが、タイはそこまで厳しくなりませんが、銀行間送金は面倒になってきている、という話を聞いています。

これは、世界的な流れかと思います。


土日も開いていて、手数料もほぼゼロ 

日本よりもはるかに便利なタイの銀行


日本の銀行と異なり、ショッピングモール内の支店であれば、夜8時くらいまで開いていますし、土日祝日も営業しているのでとても便利です。

他の新興国のように、延々と30分以上待たされるということは殆どないですし、入金できるデポジットマシーンもATM程ではないですが、設置されていますので、個人的には日本よりもはるかに便利です。

ホテルみたいなバンコック銀行支店

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ATM手数料は、ほぼ無料

日本のように夜間早朝、土日の引出手数料が取られる、ということは殆どありませんので、日本に帰った時に謎の手数料だなあ、といつも思います。

取られるのは、他行のカードを使った場合くらいですが、これも、バンコクの街中で、例えばBTS駅のATMは主要銀行がほぼ揃っていますので、やはり手数料はかかりませんね。

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こんな感じで、1箇所に複数の銀行のATMが並んでいます


なお、僕はワークパーミットがあるので、どこの銀行でも口座開設できますし、インターネットバンキングも利用できるのですが、バンコクの街中に住んでいますと、いたるところに無料のATM デポジットマシーンがありますので、毎月の家賃の支払いもデポジットマシーンからやっています。


以上、今回は、ビザと銀行口座についてお話ししました。

少しでもお役に立てればうれしいです!




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