曖昧ME記憶という話
思い出話に花を咲かせていると、あの時どっちがこう言った、ああ言ったなんて言い合いも発生してしまうものだ。
しかし、その言い合いは大して意味のないものだ。
時間が経てば経つほど、人の記憶は曖昧になってくるからだ。
刑事ドラマではお決まりの事件を決定づける目撃証言だが、現実では信憑性が低いものとされているらしい。
テレビや買い物、SNSを通して多くの情報を処理している我々の記憶は自分で思っているより、正確ではない。
本来関係のない記憶が混同して正しい記憶として認識される場合があるからだ。
一部欠けた記憶を似たような体験や情報で置き換えてしまうこともあるらしい。
それぐらい簡単に置き換わってしまう記憶。
自分が正しいと思っている記憶が正しいという保証はどこにもないのだ。
そんなことはない!自分の記憶だぞ!と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、昨日食べた食事は?一昨日のこの時間何してた?去年のお盆は?自分の学生時代の出席番号は?。
こうやって少しずつ色んな記憶を確かめていくとハッキリ覚えているものも、なんとなくこうだった気がするというものも、全く覚えてないというものもある。
やっぱり人の記憶ってそんなもん何だと思う。
どちらの記憶も間違っているなんてこともあるかもしれないし、覚えてる方が偉いなんてこともないわけだし。
思い出話に花を咲かせる際には、どちらの記憶が正しいなんて白黒つけようとせず、笑いながらどっちでもいっかで済ませよう。
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