ぼくの婚活の話⑤
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それでも婚活を続ける理由(ワケ)
前回書きましたが、解りやすいスペックを持たない男性の婚活は非常に辛いものがあります。身長や年収、容姿で足切りされるのでまずはどうにかしてその足切りを越えなくてはいけないし、そういった努力を続けなくてはならない。
そして、大抵男性は奢ったり様々なコストを支払う側でもあります。
そんな多大なコスト支払いとストレスにさらされながらも婚活をやめなかったのは、一つには寂しさ、一つには恐れがあったと思います。
自分は離婚した事が婚活のきっかけでした、色々あったとはいえ結婚生活自体にはそれなりに満足していたこともあって、一人でいるのがとても寂しくて、あの生活を取り戻すという訳ではありませんが、純粋に誰かと一緒にいたいという気持ちがありました。
もう一つの恐れですが、自分は非モテを自覚していましたし、それは年齢が上がれば上がるほどより条件が厳しくなることも理解していました。今日マッチングした人とは来年マッチング出来ない。再来年になれば誰ともマッチング出来ないかもしれない。35歳を過ぎたら本当に結婚できなくなる。
婚活をやめる事、それは今後の人生を一人で過ごさなくてはならない事を意味していて、これ以上人生を前に進められない事を受け入れると言う事でした。責任を負う事で大人になるものだが、このままでは責任を負う事も許されず、大人になることをすら許されなくなるのではないか、そんな恐れが自分の中にあって、婚活をやめる事は出来ませんでした。
あきらめたらそこで人生終了ですよ・・・・?
だからこそ、どんなにお金が無くなってしんどくても婚活を続けたのです。
ようやく彼女が出来る(1)
諸々の婚活を続けて3年目。
マッチングアプリでやり取りしていたバツイチ30歳の女性を、オイスターバーに行こうと誘って、新宿のオイスターバーで飲んだのを覚えています。
都内在住の薬剤師、小柄のスレンダー、東南アジアの美人系(純日本人だけど)で、自分の好みにマッチした女性だったので、とてもテンションが上がりました。
お互いにバツイチと言う事もあって意気投合して、その場で次もご飯食べに行こうと約束出来ました。二回目のアポは品川でドイツ料理だかを食べ、年齢がそれなりに近い事と、結婚に対しての意識の高さもあって真面目な話も楽しくお話が出来ました。
ラインのやり取りも途切れることなく不通に続いていたので、3回目のアポに行く前にラインで「付き合おうよ。」と送ったところ「いいよ。」との返事が
ようやく自分にも彼女が出来たのです。
性欲を持て余す
さて、付き合った以上ちゃんとデートはする訳です。もちろん大人同士のお付き合いなのでエッチな事もするわけですが・・・
ある時、日光へドライブデートに行った時の事。
朝から彼女の家に車で迎えに行って、いろは坂を上り日光を楽しく観光して予約してあったホテルにチェックイン、ここまではスムーズだったのだが部屋に入ったとたんに彼女が不機嫌になり一言
「なんでベッドが別々なの? 私と寝たくないの?」
1週間前に急遽予約したホテルだったので、開いているプランのお部屋がツインしかなかったからという理由だったのだが、そう説明しても一向に機嫌の直らない彼女。
・・・仕方が無いのでそのままベッドに押し倒して、一緒に寝たくない訳じゃない事を行動で示し、何とか機嫌を取り戻すことに性交しました。
また、ある時のデートの帰り。
車で彼女の家まで送って行っている最中急に「ちょっと聞いて欲しい事があるんだけど・・・」と神妙に彼女が言い出すので、何か深刻な事でもあったのかと思って、理解のある彼君モードに切り替え「どうしたん?話し聞くよ?」と言ったところ
「ハプニングバーとかカップル喫茶って知ってる?マンネリになったら嫌だから、今度一緒に行ってみたいの。」
そうです、彼女は性に貪欲だったのです。
クリスマスの悲劇(1)
俺も性には積極的な方ですし、女の子がそういうのに積極的なのは歓迎する立場であります。しかし、遊び相手ならともかく真剣に結婚相手として見た場合どうなのかな?という疑問が芽生えてしまうのは仕方ない事かなとも思います。
しかし、そこは非モテ&理解のある彼君。せっかくできた彼女とそんな程度で別れるはずがありません。
その後にも「お金がないから、キャバクラでバイトしたいんだけどいいかな?」と言われて(ツーアウトかな・・・)とは思ったものの、自分の自由な時間をどのように使おうとそれは彼女の判断だという事で受け入れました。
そんなこんなで交際していたその年のクリスマスのデート。彼女が欲しがってたコート(7万)を買ってあげて、あらかじめ予約していたお店でディナーをしていた時の事。
やっぱり結婚の話も出てくるわけです、彼女としても両親に紹介して欲しいという事でしたので俺は「今までの事もあるから、両親に紹介する時はちゃんと結婚の意思が固まってから紹介したいんだ。」と答えました。
( ↓ 今までの事)
「私の事、ないがしろにするんだ。」
そう、彼女から言われて頭が真っ白になりました。
その理由は直前に説明したし、その日も色々と準備したりプレゼントしたりちゃんと大事にしているつもりでした。
そういった文脈が一切伝わっておらず、いきなり機嫌が悪くなった事に驚くと共に、この人に何か配慮したりリソースを注いでも理解してもらえなくて、今後結婚したとしてもその時々の気分で振り回されるなと悟り、これ以上一緒にいても仕方ない・・・一言で言えば覚めてしまいました。(後から思えば、女そのものなのですが。)
結婚は日常の生活です、その日常が辛く苦しいものになるなら結婚する必要があるのだろうか。
その後は少し言い争って言葉少なく解散、年明けにはきっぱり振って再び婚活を始めるのでした。
https://note.com/kurinohayashi74/n/nefc06086a53e
ぼくの婚活の話⑥に続く
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