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読書記録:屍鬼(三)

読んだ本

感想文

物語が一気に動く巻だった。
今までの巻はホラー寄りだったが(いや、ホラーではあるけれども)おどろおどろしい空気が現実的になったような感じだ。

現実になったその空気が、緊張感を与えてくる。次は誰?誰が死ぬのか。
あの人はどうなったんだろうか、読んでいる片隅で安否を気遣う。
物語の後半以降では、襲来側(と書いておく)の描写も出てくる。ただ彼らの目的はわからない。いや、わからないというよりも最終的なゴールがこの時点でははっきりしないのだ。それがまた違った不安が襲ってくる。

主人公は2人(お医者さん、お坊さん)だと思うが、とある場面からもう1グループ増えてくる。なんとも不安なグループだが、その関係性が長く良く物語のなかで続くように祈っている。

しかし、襲来側にはその人(?)達の問題もあるようで、一枚岩ではない。
自分がその立場だったら、どんな考えになるんだろうか、とも思う。

まとめ

起承転結の「転」の部分にあたる。
感想文がネタバレ的な内容にならないように気を付けて書くと、どうしても短くなってしまう。
なんとも一般的な感想だが「早く続きが読みたい」これに尽きる。

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